5月28日放送日本テレビ系「嵐にしやがれ」。アニキゲストに大物俳優・堤真一を迎えて、渋くて深い大人の独身ライフを学んだ。
自由な独身生活を満喫している堤だが、結婚したいという思いは未だにあるのだそう。「しかしチャンスが訪れない」という堤に、ひと回り以上も歳の離れた二宮和也が鋭い分析を披露した。
堤と二宮はこれまでに何度か宴席を共にしたことがあるそうで、互いのプライベートの顔も知っている間柄。そんな二宮だからこそ、言えることがあった。堤が結婚したくてもできない原因は、彼自身にあるというのである。
その「原因」を挙げてみよう。まずは、堤は「家事が全く苦ではない」という点。料理も好きだし、掃除も洗濯も難なくこなす。「ご飯とみそ汁と、魚焼くくらい。あとは最近高野豆腐に凝っている。まあ、料理とはいえないかな」と笑う堤だが、焼き魚や高野豆腐が食卓に乗る女性のほうが都会では珍しいのではないだろうか。
料理好きの堤はスーパーも大好きで、よく行くスーパーのレジのおばちゃんは大抵知り合いだという。最近の若い主婦よりも主婦らしい私生活である。
そんな堤は、現在47歳。大人の渋みはあるが、実年齢よりもずいぶん若くみえるのは、常に「人に見られる」職業だからであろう。主婦よりも主婦らしい私生活、そして見た目が実年齢よりも若いという点。これらを踏まえて、「結婚したいけどできない」と嘆く堤に、二宮が鋭い指摘をする。
「実年齢とのギャップが大きいし、ひとりでなんでもできちゃうから結婚できないんだよ」たしかにそうかもしれない。若くみえるのは悪いことではないし理由になるのかは不明だが、ひとりでも生活が充分成り立っている人であれば、そこに他者は入り込みづらい。独身者が結婚を意識するタイミングは様々あると思うが、特に男性は「ひとりは不便」という思いが立派な理由になってくる。
「一時は結婚願望が強かった」という堤も、現在はその思いが少しずつ冷めてきているのだという。おそらくこれも、結婚から遠ざかるゆえんであろう。そんな堤の心象を察した親しい人からお見合いを勧められているそうなのだが、これにも乗り気ではなさそうだ。「なんでもできちゃう」男の結婚は、まだ先になりそうである。
(文=田端あんじ)