
英ウィルトシャー州スウィンドンで、『ピンクパンサー』ならぬピンク色のネコが見つかったと大騒ぎになっています。もともとは白色だったものを誰かがイタズラで染めたようですが、本当に鮮やかなピンク色です。
25日付けの英『デイリーメール』電子版によるとこのネコは先日、民家のそばにいたところを住人が発見。第一発見者はRSPCA(王立動物虐待防止協会)に連絡し、引き取りを要請しました。
ネコを預かった獣医のペニー・ガレスピーさんは「何度か洗ってみたけれど、ピンク色は落ちなかった。今、1~2歳ぐらいなので成長して毛が生え変わるのを待つしかない」と話します。『ピンク』と名付けられたこのネコがもとの白色に戻るには、12~18カ月程度かかると見られています。
ガレスピーさんはネコをピンク色に染めた犯人の行為を「冷酷だ」と非難し、「もし染料が有毒なものだった場合、命にかかわる」と指摘。また「初めて『ピンク』を見たとき、驚きのあまり開いた口がふさがらなかった。とても奇妙だった」と感想を述べています。
目の周りと鼻を除いてすべてキレイなピンク色に染まっていることから「プロがやったのでは?」という見方もありますが、今のところ犯人は特定できていない模様。『ピンク』が道に迷って飼い主のところへ帰れなくなったネコなのか、あるいは捨てられたのかも分かっていません。アニメーションに登場するピンクのヒョウ『ピンクパンサー』は、あくまで架空のキャラクター。生きている動物を無理にピンク色にするなんて、信じられない行為ですね。