
ファーストフードチェーンの『ケンタッキー・フライドチキン』は有名ですが、今回食べたのは『カリフォルニア・フライドチキン』。バングラデシュの首都・ダッカを取材旅行した際に、現地のコーディネーター(案内人)が連れて行ってくれたのです。
しかし取材班は当初、「ケンタッキーフライドチキンに行って取材したい」とお願いしていました。しかし、連れて行かれたのは『カリフォルニア・フライドチキン』。ケンタッキーとカリフォルニアの違いはけっこう大きいと思うのですが……。とりあえず、食べてみる事にしました。
店内に入ると、そこは日本や欧米と変わらない内装のお店でした。店員も、バングラデシュというカオスな国にしては、ちゃんとした制服を着ていました。取材班はクリスピーチキンバーガーのセットを注文。『ケンタッキー・フライドチキン』で言うところの、チキンフィレサンドのようなものですね。
店員に「この店は『ケンタッキー・フライドチキン』のパクリですか?」と聞いたところ、「そのケンタッキーなんちゃらという店は知らない。聞いたこともない」と返答していました。
セットの料金は130~170タカ(約260~320円)なので、現地価格としては驚くほどの高額な料理です。日本人からすると、比較的安い価格と言えるでしょう。ちょっと驚いたのは、骨付き肉がそのままハンバーガーにサンドされていた点です。かなり豪快ですね……。
肝心の味ですが、肉に肉汁が少ない気がしました。アッサリと言えば聞こえはいいですが、パサパサしているともいえます。しかし、まずくはないです。ソースの味が濃いので、非常に濃厚な味わいとなっています。また、チーズが三度してあるので、肉汁が足りない分、チーズが美味しさを引き立てていました。コーラはペプシと契約しているそうで、コカコーラはありませんでした。
ちなみに、バングラデシュには『マクドナルド』も『ケンタッキー・フライドチキン』も存在しないそうです。しかし、『キング・フライドチキン』(略してKFC)は存在するらしいので、次回は『KFC』のレポートをお伝えしたいと思います。どうぞお楽しみに。
(記者 / 乎古止点)