
胸躍るリズムが鳴り響く街。そこで音楽に合わせてダンスしまくっているのは、顔も手も足もバラバラに組み合わさった、一体の人間!?
動画サイト『youtube.com』で観ることのできるこちらの大変ユニークな映像は、イギリスを代表するバンドBlurのギタリストであるグレアム・コクソンのソロアルバム『A+E』からのシングル曲、『What’ll It Take』のプロモーションビデオ(以下PV)です。
踊り狂う人間の体のパーツはそれぞれ、PV制作を期に募集をして集まった、彼のファン22カ国85人の人々のもの。彼らが送ってきたダンス映像を独自にコラージュして、こちらのPVが完成したのだそうです。
グレアムは、元オアシスのノエル・ギャラガーや大御所ポールウェラー、レディオヘッドのギタリストジョニー・グリーンウッドなど、イギリスロック界に君臨する様々なギタリストから深いリスペクトを寄せられるほどの人物でありながら、その独特でエキセントリックなキャラクターでも有名な人物。
だからなのでしょうか。PVにこのようなアイデアを持ち込むあたり、グレアムならではの世界観が凝縮されているように感じられてなりません。そしてこのビデオ映像に選ばれた、実にラッキーなグレアムファンの方々は、さぞかし鼻が高いことでしょう。
超ユニークなアート作品でありながら、同時にスペシャルファンサービスでもある『What’ll It Take』のPV。終盤にはマスクをした日本人らしきファンも1名映っているようなので、そこにも注目して視聴してみてくださいね!
(文=田端あんじ)
参考元:youtube.com(http://goo.gl/JdDVa )