胸の中で、注射の針が入っているのがじんわりと伝わってきますが、そう、それはリアルにどんどん大きくなっているという証拠。嬉しい痛みです。それもこれも理想のバストに近づくための試練。少しくらいは耐えるしかない!
施術前の説明では注入は10分ほどで完了ということでしたが、ちょっとだけ長い時間に感じました。終わったあとで、美しく生まれ変わったバストを見るも、初めての体験に頭は真っ白! ですが、さすが神の手を持つと言われる先生の施術。冷静さを取り戻すと、自らもホレボレするほどの美乳ぶりに、痛さなど小さいことに思えてくるのでした。 (できれば読者のみなさんにも、記者の生まれ変わった「美乳」を生でお見せしたいところですが、編集部の都合により控えさせて頂きます)
先生の説明通り、術後3日ほどで違和感や痛みはなくなって何事もなかったかのように生活できます。ただし、必ずやらなくてはならないことが。胸にできるシコリを解すため、マッサージしなくてはなりません。固まっている部位を押して柔らかくするという感じです。
終わった直後やマッサージをするときに痛みを感じたので、もう豊胸をやることはないだろう……そう心の中で密かにつぶやいたのですが、まさに「のど元過ぎれば熱さ忘れる」という諺(ことわざ)のとおり、痛い思い出よりも美乳を取り入れたことへの嬉しさの方が強く、機会があったらまたやっても良いかな……なんて思ってしまうほど! 痛みよりも美を追求したくなるという、我ながらガッカリするほど本能丸出し(?)な心境の変化には呆れてしまいます。