
1998年のアメリカ映画「ドクター・ドリトル」は、動物と会話ができる超能力を持つ男性が主人公。でも、現実世界にそんな不思議な力を持つ人がいるのでしょうか。イギリスでは、「もしかして動物と話せるの?」と話題になっている人物がいます。
19日付けの英「デイリー・メール」電子版によると、その人物とはブリストルのエマーソングリーンに住むナイジェル・マクファーさん。傷ついた犬やネコ、うさぎなどを見つけては助けており、地元では「ドリトル先生」として知られています。
8週間前にも、ナイジェルさんは自宅の倉庫のそばで傷ついたハトを発見。親身になって介抱したところすっかりなついてしまい、今では庭に住みついているのだとか。ナイジェルさんと、妻のヴァレリーさんはハトに「シルバー」という名前をつけました。海洋冒険小説『宝島』(ロバート・ルイス・スチーブンソン著)の登場人物であるジョン・シルバーのペットのオウムみたいに、ナイジェルさんの頭や肩に止まるからだそう。
シルバーはお留守番をしたり、家で一緒に遊んだり、2人の手から直接エサを食べたりとかなり利口な様子。ナイジェルさんは「8週間前はほとんど餓死寸前だった。エサを与え、回復するまでウサギ用ケージに入れて世話をしたところみるみる元気になった」と話します。
そして、「世話を始めて10日間が過ぎたころ、そろそろ大丈夫かなと思い庭に放した。飛び立つかと思いきや、妻の頭のうえに乗った。仕事から帰宅すると頭に飛び乗り、庭に出るといつもうれしそうに飛んでくる」とのこと。ナイジェルさんに動物と話せる超能力はないようですが、いつまでも「リアル・ドリトル先生」として活躍して欲しいものです。
(記者/うさぎ)