
韓国のニュースサイトで興味深い記事が紹介されている。画像を見ると、どうやら試験中であるらしき少年。一見、ものすごい集中力に見えるが、何かが変だ。よく見ると、う、腕が4本!? え~、どういうこと。一瞬何がなんだかわからない人も多いのではないだろうか。
この堂々たる姿は、みごと真面目人間・学生の模範・学生のカガミの3拍子を完璧に演出(?)。腕4本の少年の姿を目撃した人は、彼の真面目オーラにまんまと騙されて一瞬正常な判断ができなくなり、「この子は腕4本もあってガネーシャみたいだなぁ!」などと、もしかしたら感激さえ抱いてしまうかもしれない。
「超大胆! だまくらかしカンニング作戦」めでたく成功……ではなく、写真を撮られている時点で大失敗だが、このようなアイディアが少年の中で将来どのようにパワーアップしていくのかを考えると実に末恐ろしい! (いや、ちょっとまてよ。試験中に撮影する方もいかがなものか)
ところで、カンニングは彼のような個人プレイが主流かと思いきや、意外にも周囲と手を組む集団プレイも多いようだ。前向きな意見をいえば、きっとここで学生たちは、人はひとりでは生きてはいけないという社会の教訓を学ぶに違いない。うん、きっとそうであるに違いない。
つい最近では、米国セントラルフロリダ大学で行われている講義の中間試験で、大規模なカンニングが行われたと英国ニュースサイト「テレグラフ」が伝えている。
学生たちがどうやってカンニングしたか具体的な方法は定かではないが、「回答や得点で不正が発覚。教授は学部長に報告しない代わりに、YouTubeにアップした公開講義で、学生たちに自ら名乗り出るように呼びかけた。名乗り出た人には講義を続けることを認め、成績もつけるとしたところ、なんと200人以上の学生がカンニングしたと名乗り出た」というのだ。