コロナにも使えない「マイナンバーカード」に存在価値はあるのか

コロナにも使えない「マイナンバーカード」に存在価値はあるのか
■「運転免許証」のほうが気軽で便利
またしても「マイナンバー」を巡る政府の思惑が大きく外れたようだ。
新型コロナの蔓延に伴う経済対策として政府が国民に一律10万円を支給する「特別定額給付金」。この申請にマイナンバーを使うことで、一気にマイナンバーカードが普及すると期待がかけられた。
ところが結果は散々。マイナンバーを使った申請で、各地の自治体でトラブルが相次ぎ、結局、郵送での受付が主流になったのだ。「やはりマイナンバーは使えない」。そんな印象を強く国民に刻み込む、むしろ逆の結果になった。
全人口に占めるマイナンバーカードの発行枚数、いわゆる普及率は未だに16%と低迷している。マイナンバーが導入されたのは2016年だから、4年たってこの有様なのだ。なぜ、こんなに普及しないのだろうか。
政府は導入にあたって、「便利さ」を強調した。身分証明書になる、コンビニで住民票がとれる、といった感じだ。だが、残念ながら、それぐらいでは国民に「便利さ」を感じさせることはできていない。身分証明書ならば運転免許証の方が気軽で便利だし、住民票などそう頻繁に取るものでもない。
■持っていると「厄介なカード」になってしまった
一方で、政府はマイナンバーの導入時点で大きな失敗をした。番号を絶対に流出させてはいけない「秘密」だとしたのだ。本来、マイナンバーを利用してもらうには、誰に伝えても問題が起きない気軽な番号にすべきだったのだが、「第三者に知られてはいけない」という強迫観念が真っ先に植え付けられた。

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2020年6月26日の経済記事

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