コロナ禍の「受診控え」で、むしろ子供の感染症リスクが高まっている

コロナ禍の「受診控え」で、むしろ子供の感染症リスクが高まっている
       
新型コロナウイルスの影響による医療機関の受診控えが増えている。医師の榊原洋一氏は、「小児科では、新型コロナ感染よりも、予防接種や健診を受けられないリスクのほうが深刻だ。小児科の受診控えのリスクを知ってほしい」という――。
■子どものCOVID-19重症例は少ない
あっという間に世界中を巻き込んだパンデミックに発展した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、世界中の人々の生活のあり方を大きく変えました。
COVID-19は大人に比べて子どもでは感染者数が少なく、また感染しても命に関わるような重症化は少ないことが、わかっています。例えば中国からいち早く報告された2000人以上の小児感染例の報告では、死亡例は1例のみと、大人に比べて死亡率が極めて低いことがわかっています。
また中症~重症で入院が必要となった子どもでも、大人に比べて死亡率は低いことがわかっています。例えば一時大変な勢いで感染者が増加したニューヨークからの報告では、大人では入院患者の21%という高い死亡率を示した時でさえ、子どもの入院患者では死亡率が大人の16分の1の1.3%と低い値だったと報告されています。医学的に見ると、COVID-19の被害を子どもはさほど受けていないように見えます。
COVID-19が国内で増え続けるなか、COVID-19以外の感染症に異変が起きています。春から夏にかけて毎年流行する感染症が軒並み激減しているのです。春から夏にかけては、水痘やヘルパンギーナ、プール熱(アデノウイルス感染症)、RSウイルス感染症といった子どもに季節性に流行するウイルス感染症のみならず、溶連菌感染のような細菌感染症も大幅に減少しています。口の中に小さな潰瘍ができて高熱が出るヘルパンギーナに至っては、ほとんど感染例が報告されない状態が続きました。

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2020年10月18日の経済記事

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