映像・音声・配信それぞれの役割を担う複数のチームが揃い、総勢数十人で動く大きめな現場(=ホールで実施されるようなイベントなど)では、その現場でご一緒させていただく"他の"映像チームのどなたかが動画のポン出しを専任で担当しているケースがほとんどです。
その一方で、小さめの現場(=貸会議室で実施されるセミナーなど)では、配信はもちろん、映像も音声も、まとめて自分たちのチームでこなさなければならない、というケースは少なくありません。
このとき、動画のポン出しも必要となったら、どのような手段をとるのが良いのかを考えてしまいます。
「動画のポン出し」に必要となる要件が多くない(=ただ単純に、動画が再生できれば良いだけの)ときは、PowerPointやKeynoteで素材を埋め込んで再生し、その素材(スライド)をパソコンのHDMI出力で済ませてしまうこともしばしばですが、例えば、いま再生している素材の残り時間を確認したい、それを基に「残り時間をカウントしたい」場合はちょっと不便です。
とはいえ、TriCasterや、Rolandのビデオ・プレゼンター「PR-810HD」などを活用して会場のスクリーンに動画素材を出しつつ、配信にも送出するシーンを大きな現場ではよく目にしますが、小さめの現場ではこれらはオーバースペックとなり正直なところ適していません。