コンテンツプロバイダとサービスプロバイダは、パブリッククラウドまたはプライベートクラウドのインフラ上でブロードキャストサービスやOTTサービス提供を実施するにあたり、VOS Cloudソリューションを使用することで、ビデオ制作・配信ワークフローが管理できるようになる。また、クラウドのプレイアウト機能により、チャンネルオリジネーションとプレイアウトを処理し、ワークフローを単純化できるとしている。
VOS Cloudソリューションは、さまざまなチャンネルオリジネーションタスクを処理でき、必要に応じて外部ストレージにアクセスし、ファイルを検索、ノーマライズすることが可能。また、グラフィックスやトリガなどのセカンダリイベントの追加や、コンテンツのOTT配信またはブロードキャストに適切なフォーマットが選択されていること確認することができる。このほかVOD素材や、Live-to-VODのプレイアウト、ファイルベースのアセット取り込みの合理化をサポートしている。
こうしたプレイアウト機能はVOS 360 SaaSでも使用可能。同ソリューションはパブリッククラウドでホストされており、同社が保守・モニターを行っている。VOS 360サービスとして、同社は24時間体制でDevOps対応をしており、専任の専門家が24時間365日モニター、保守をし、サービスを素早いレスポンス時間で運用することに重点を置くことで、エンドユーザーのQoE(ユーザ体感品質)が向上しているという。
オープンアーキテクチャ戦略がとられているため、エコシステムパートナーとのシームレスな統合が可能で、エンド・ツー・エンドOTTビデオクラウドサービスの提供が可能。VOSソリューションは、さまざまな環境や使用モデルで採用されており、例えば北米の有力サービスプロバイダは、Mirantisと共にVOSソリューションを使用して、OpenStackプライベートクラウド環境でライブOTTサービスを提供している。