
約10万人が視聴したと言われる同ライブ配信のために、「soundiv.」と呼ばれる最新のライブプロダクションシステムが開発された。同システムはBlackmagic Designのカメラ、スイッチャー、ルーター、レコーダーが使われており、ライブ配信での新しい映像表現が可能となった。
アルバムの発売に合わせて、昨年11月から始まったWANIMAの「COMINATCHA!ツアー」は今年に入り、コロナ禍で多くの公演中止を余儀なくされた。大規模なコンサートの開催の目処が立たない中、WANIMAはツアーファイナルとして元々予定されていたZOZOマリンスタジアムで無観客のライブ配信を行った。またこの配信に伴い、全国286劇場および12会場のライブハウスを借り切ってライブビューイングも行われた。
今回のライブ配信の統括をした有限会社ワムハウスのプロデューサー中村和明氏は次のようにコメントしている。
WANIMAのマネジメントサイドには、今回ツアー半ばで公演中止を余儀なくされたWANIMAのメンバーたちにきちんとツアーファイナルを迎えさせてあげたいという思いがありました。さらにライブ配信をやるからにはよく見たことのある映像表現でなく、ライブコンサートでは表現できない、新しいことをしようと決めました。無観客だからこそ、好きな場所にカメラを設置して、プログラムを組んで手動ではできないようなスイッチングができる。テクノロジーとエンターテインメントのコラボレーションです。