シグマは、APS-Cサイズミラーレス専用でLマウントとソニーEマウント対応の標準ズームレンズ「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」を2021年10月29日に発売する。希望小売価格は税込73,150円。


35mm判換算で27mmから75mmをカバーし、ズーム全域でF値が変化しないF2.8通しの明るさを特徴とする。ショートフランジバックが可能にする自由度の高い設計とカメラ側の光学補正機能の利用、光学設計技術によるレンズ枚数の最小化、シグマの生産拠点会津工場による3枚の高精度グラスモールド非球面レンズにより、小型軽量のサイズ感が実現できたという。

最短撮影距離12.1cm、最大撮影倍率1:2.8を実現し、被写体との距離にとらわれない自由な撮影が可能。画づくりは、大口径F2.8のボケ表現が楽しめると同時に、ピントの合った部分はシャープな描写を実現。大口径F2.8通しながら、最大径φ65.4mm、長さ74.5mm、質量290gの小型軽量を実現。大口径標準ズームを日常で気軽に持ち歩ける存在にしたという。


   ※画像をクリックして拡大アルミニウムに近い熱収縮率を持つポリカーボネート「TSC(Thermally Stable Composite)」を適所に採用し、温度変化のある環境に対しても安定した性能と操作感、軽量化を実現。内部構造の一部にあえて金属を使用することでパーツの薄型化と高い剛性感を確保するなど、毎日の使用にも耐える丈夫さや操作感も確保している。

AFアクチュエータにはステッピングモーターを採用。静粛なAFは動画撮影にも最適としている。撮影機材が小型軽量に抑えられるため、機動性の高さが必要な手持ち撮影、ジンバルでの撮影、ワンマンオペレーションの動画撮影、Vlog撮影などあらゆる場面で柔軟に対応。SIGMA fpとの組み合わせでは、総重量712g。
荷物を極力減らしたい場合など、フルサイズカメラのサブレンズとしても役立つという。


フルサイズカメラでAPS-Cフォーマットに切り換えた場合の組み合わせ例SIGMA fp L
カメラ有効画素数 約6,100万画素
SIGMA fp
カメラ有効画素数 約2,460万画素
クロップ設定
6.2Kクロップ
(レンズ表記の約1.5倍の焦点距離に相当)
APS-Cクロップ
(レンズ表記の約1.5倍の焦点距離に相当)
静止画記録画素数
6,240×4,144ピクセル
3,840×2,560ピクセル
動画記録画素数
3,840×2,160ピクセル
4K UHDでの記録が可能
3,840×2,160ピクセル
4K UHDでの記録が可能

主な仕様(数値はLマウント用)は以下の通り。

(以下、プレスリリースより引用)

  • レンズ構成:10群13枚(SLD1枚、非球面レンズ3枚)
  • 画角:(APS-C):76.5°(W)-31.7°(T)
  • 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
  • 最小絞り:F22
  • 最短撮影距離:12.1(W)-30(T)cm
  • 最大撮影倍率:1:2.8(W)-1:5(T)
  • フィルターサイズ:φ55mm
  • 最大径×長さ:φ65.4mm×74.5mm
  • 質量:290g

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