[CineGear 2013]Vol.06 見えてくるDigital Cinemaの今と未来〜技術とクリエイティブのシンメトリックな関係〜

[CineGear 2013]Vol.06 見えてくるDigital Cinemaの今と未来〜技術とクリエイティブのシンメトリックな関係〜
txt:石川幸宏 構成:編集部
映画の都でふと思いを馳せる。その光と影

今年もCine Gear Expo視察のために訪れた6月のロサンゼルスは、いつも通りの乾いた空気と晴天に恵まれ、マジックタイムには強い西日が差し込む...といった、表面上はいつでも映画が撮れる「映画の都」としての様相を崩してはいなかったが、映画ビジネスとしての内情はこれまで以上に芳しいものでは無くなっている。最近もスピルバーグやルーカスといった映画監督/ヒットメーカーの代表者が、これからのハリウッドの先行きに大きな不安の色を示す発言をしているが、実際にそう感じているのは現場スタッフなどで、すでに身の回りの実直な問題として、向き合っていく必然性に駆られている人も多いのが現状だ。


毎年ここを訪れる中で感じたのは、それは単に作品を観てここ最近に指摘されて来た脚本の貧弱さやビッグスターの不在、そして映画自体のアイディアの脆弱さといったものだけでは無いということ。前述のサム・ニコルソン氏が語っていたように、全てにおいて世界市場を相手にしているという意識が低く、いまの世界のスタンダードとハリウッドのビジネスが次第に合わなくなって来たことが一番の要因なのかもしれない。それは、インターネットでのコミュニケーションを含む、デジタルテクノロジーと慣れ親しむといったリテラシーといった部分で特に顕著に言えることだろう。


Cine Gear Expoでもこれまでの映画産業に中心的な役割を担って来た大手のフィルムメーカーやカメラメーカーが陰を落とし、変わってデジタル技術の恩恵を受けた小さなファクトリー企業やレンタルショップ、そして撮影監督たちがこれまでの経験に基づいたアイディアを出して作った撮影機材などのベンチャー企業が目立つようになってきた。ここ2、3年はそのような状況が続いている。こうした変動に気づき、あたらな映画ビジネスを生み出そうとする力は、小さな衝動から起こるのが常だ。そこにビッグな映画産業で成り立っている街と言われてきたハリウッドも、いまそこからの変貌を余儀なくされている姿が見えてくる。


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