「大義の魂に音楽を聴いてもらおう」。同校の吹奏楽部顧問・高橋先生の呼びかけに、彼の告別式には164人の部員が集まる。そこで奏でられたのは「市船soul」。これまで仲間の背中を押し続けてきた「市船soul」が、大義を天国へと送り出す。彼が残した音楽は後輩たちに受け継がれ、いまも彼の魂とともに生き続けている。
演出を手掛けたのは、元テレビ朝日の演出家・プロデューサーで、「特命係長只野仁」シリーズや「同窓会~ラブ・アゲイン症候群」、「陽はまた昇る」などを手がけてきた秋山純監督。今回の作品も、ドキュメンタリータッチに近い独特な秋山監督スタイルの演出法に手慣れたスタッフでないとなかなか難しい現場だが、長年秋山監督の現場に携わっている株式会社万永の撮影監督 百束尚浩氏と、カメラマンの島田貫仁氏が撮影に臨んだ。
そして今回のアクティブ性・柔軟性が求められる現場で活躍したのが、ソニーCinema Line FX6/FX3だ。今回は、百束氏と島田氏にその撮影現場で活躍したFX6、FX3についてお話を伺った。