2008年8月にニコンが世界で初めて動画撮影機能(1280×720P/24fps記録)を搭載したデジタル一眼レフカメラ「D90」を発売し、そして2008年11月にキヤノンからEOSシリーズとしてフルHD動画撮影機機能(1920×1080p/30fps記録)を搭載した「EOS 5D Mark II」が発売されたことで、DSLRカメラが静止画だけでなく、動画撮影でも使われるようになっていった。フィルムに近いルック、35mmフルサイズセンサーを活かした上質な描画、レンズ交換式の利便性、ワークフローの効率化、コストパフォーマンスの高さなど、映像制作者やクリエーター達を魅了するのにそう時間が掛からなかった。
世界で初めて動画撮影機能が搭載されたデジタル一眼レフカメラ。ニコン「D90」DSLRムービーのムーブメントを起こしたキヤノン「EOS 5D Mark II」同じく今や定番となりつつあるミラーレスもDSLRの歴史に支えられて、2008年8月にパナソニックから世界初のミラーレス一眼カメラ「LUMIX DMC-G1」が発売されている。その後、動画撮影機能を搭載した「LUMIX DMC-G2」が2010年4月に発売され、そして動画機能を強化したハイエンドモデル「DMC-GH2」が2010年10月に発売されている。