日ベトナム越境ECにおいては『日本の事業者による越境EC事業の過去事例が少なく、実務全般(各種規制やルールなどの把握及び対処を含む)やビジネス環境・基盤についての体系的な把握ができていない』という課題があります。
また、ベトナム国内ECサイトでは日本商品が数多く販売されていますが、それらの多くはベトナム企業・個人による「購入代行」や「小口輸入」であると見られます。このような現状においては日本商品に対する各種データ(消費者行動、販売量など)の把握は困難と言えます。
本テストマーケティングでは、近年インフラの整備により急速にEC市場が伸びている東南アジアの中でも、急成長し続けているベトナム市場での日本商品の販路拡大を考慮し、期間終了後も有効活用可能なビジネス基盤の構築や日本商品の認知度向上を目標としています。なお、事業実施後は把握した各種データやビジネス環境・基盤に関連する情報を日本の事業者向けに提供することで日ベトナム越境ECにおける課題の解消を目指しています。