
民生用ドローンと空撮テクノロジーで世界をリードするDJIは、米Microsoft社とAIおよびマシンラーニングにおける先進的な技術をDJIのドローンに活用する戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。本パートナーシップにより、産業用ドローンとエッジクラウドコンピューティングのテクノロジーをビジネスに活用していきます。
本パートナーシップを受け、DJIはソフトウェア開発キット(SDK)を世界最大の企業向け開発者コミュニティーを有するWindows向けにリリースします。Windows 10 PC向けのアプリを使用することで、DJIのドローンは、さまざまな産業向けに、飛行管理やリアルタイムデータ伝送機能の搭載などのカスタマイズや制御が可能になります。これにより、世界中のおよそ7億人のWindows 10ユーザーがドローンのテクノロジーを活用できます。
また、DJIは、MicrosoftのクラウドサービスであるMicrosoft Azureを導入します。業界最高水準を誇るAzureのAI技術とマシンラーニング性能を活用することで、膨大な数の空撮写真や動画データを実用的なインサイトへと変換し、世界中のさまざまなビジネスに提供します。
「ユビキタス時代を迎え、インテリジェントエッジは次世代の最先端技術として台頭しています。DJIは、産業用ドローンのリーディングカンパニーであり、Microsoft Azureはエンタープライズ向けの推奨クラウドです。DJIとMicrosoft Azureのパートナーシップにより、インテリジェントクラウドとAzure IoTの性能がEdge上のデバイスにもたらされ、農業、公共安全分野や建設業など、さまざまな産業や業界を変革するでしょう」とMicrosoftのクラウド&エンタープライズグループのEVPであるScott Guthrie氏は述べています。