
朝日新聞出版は9月3日、週刊朝日ムック『「よく聞こえない」ときの耳の本2020年版』を刊行します。慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科教授・小川郁医師の全面監修のもと、特集ごとに第一人者の医師が解説するつくりとなっています。独自調査による耳のいい病院全国723リストも掲載しています。
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推定1000万人が発症し、そのうち300万人が苦痛や不快を訴えているとされる「耳鳴り」。脳の病気が隠れているのでは?と心配する人もいますが、実はその多くは難聴が原因で起こっているといいます。今年、国内初の「耳鳴診療ガイドライン」が発行され、科学的根拠がある治療法がまとめられました。その編集に携わった慶應義塾大学・神崎晶医師と愛知学院大学・高橋真理子医師に特集「耳鳴りの最新治療」を解説いただき、そのメカニズムから治療方法までをわかりやすくまとめました。
最新の研究では、聞こえの低下が認知症と関係していることが明らかになってきており、「難聴は認知症の原因の約9%を占める」とされ注目されています。各特集でそれぞれの医師が、難聴防止のための選択肢の一つとして補聴器の装用を提示しています。そこで、あまり知られていない補聴器ごとの性能の違いについて、名古屋第一赤十字病院・柘植勇人医師が解説。価格帯ごとにある機能・ない機能を整理し、症状・予算に合った選び方を伝授します。