当社は、本日、ラクサス・テクノロジーズ株式会社(以下、「ラクサス」という)の株式を取得し、子会社化することについて決議いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。

1.株式の取得の理由
当社は、「ファッション産業のあらゆるロスを極小化し、顧客に最大限の価値提供を行う」ことを経営ビジョンとして標榜しております。
多業態多ブランドで幅広い価格帯・販売チャネルで価値提供することに加え、生産から販売に至るバリューチェーン機能、それらを支えるシステムやシェアード・サービス等のビジネスインフラを含むプラットフォームを独自に構築し、他社への提供を通じて産業ロスの極小化の実現を具体化してきております。

また、若年層を始めとするお客様の加速度的変化に応えるべく、シェアード・リユース市場の開拓を推進しています。昨年にハイエンドブランドのユーズドセレクトショップ「RAGTAG」を展開する(株)ティンパンアレイをグループ化し、サブスクリプション型レンタルサービス「SUSTINA」を展開する(株)オムニスに出資したほか、本年8月に(株)ゴードン・ブラザーズ・ジャパンと合弁で日本初のオフプライスストア「&Bridge」を立ち上げております。

ラクサスは、ブランドバッグに特化したサブスクリプション型レンタルサービスを通じ、シェアリングエコノミーの浸透を牽引するリーディングカンパニーです。蓄積されたデータに基づく調達ロジック、RFIDを用いて徹底的にIT化されたフルフィルメントなど、従来企業とは全く異なる、テクノロジーを機軸に据えたユニークなビジネスモデルを有し、当社も以前より注目しておりました。実際、経済産業大臣賞最優秀賞の受賞などに代表されるとおり、諸方面より高い注目を集め続けております。


両社にて、将来のファッション産業へのビジョン、ラクサスの独自性あるビジネスモデルの発展、将来的な事業拡大の可能性につき議論を重ねた結果、戦略的パートナーシップの構築こそが両社の発展に貢献するものと判断し、当社によるラクサス株式の取得に至りました。なお、創業者の児玉昇司氏は大株主並びに代表取締役社長として、引き続き既存ラクサスメンバーと共に拠点、名称等もそのままに事業価値向上を目指します。また、当社グループは人材含めた様々なリソース・ノウハウ提供に加え、100億円規模の成長資金面の支援を通じ、ラクサスの潜在力を最大限に引き出すことで利益成長を実現してまいります。

ラクサスは、当社グループが目指すファッション産業の新たなエコ・システムにおける、シェアード・リユースサービスの中核事業として、新たな価値を提供する重要な役割を担うものと確信しております。
事業拡大に向けたシナジーを発揮することを通じ、ラクサスが将来的に株式公開(IPO)を実現しうる企業体質・事業基盤を確立することに留まらず、シェアリングエコノミーの浸透を通じて、共にファッション産業の多様性ある発展と活性化に、またサスティナブルな社会の実現に貢献することを目指します。

ラクサスが当社グループへ加入することで、両社は大きく6つの互恵的な効果を見込めます。


1. 顧客基盤の相互補完による効果
当社グループは、アパレルブランド中心に約600万人の稼動会員数を有するほか、リユース事業で一定の顧客基盤も築いており、ラクサスのレンタル・調達両面で顧客基盤の相互補完効果が期待できます。

2. リアルやネットを通じた顧客接点の創出
当社グループは多様なチャネルに全国2,500店舗弱を配し、ECモールのトラフィックを有します。また、有力ディベロッパーと幅広いリレーションを有するほか、リユース事業で築いた調達チャネルも提供可能であり、ラクサスに適した調達・顧客接点へ適宜補強・拡充できます。

3. テクノロジー人材とリソースにおける効果
当社グループは出資も絡めたスタートアップ企業との協業を通じ、高速での新テクノロジー開拓、実証実験を通じた自社での新サービス開発モデルを推進しており、ラクサスの参画を通じて、魅力あるエンジニア・リソースの確保、新たな技術開発におけるケミストリーを期待しております。

4. 事業運営基盤の進化と共用
当社グループのリユース事業が有するノウハウに、ラクサスが有するフルフィルメント機能の高度なノウハウを掛け合わせることで、シェアリングエコノミー特有の真贋判定やリペア人材の育成・確保、システムによる絶対単品コントロールなどにおいて高度な基盤の構築・共用も可能となります。

5. 人材・資金のノウハウ・リソース展開による収益力向上と飛躍的成長
当社グループが有するプラットフォームや、事業構造の転換を実現する経営ノウハウ等をラクサスにも適宜展開することで、収益力向上を促すほか、必要人材の派遣や成長資金の拠出といったリソース提供を梃子にして飛躍的な利益成長を実現してまいります。


6. グローバル展開における効果
当社グループでは、アメリカを拠点にD2Cサービスを展開するテクノロジーベンチャーを傘下に収め、現地市場で展開しているほか、中国や東南アジアの現地法人等海外拠点でも事業展開しております。ラクサスがいずれ追求するグローバル展開を加速すべく、様々な支援が可能と考えております。
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2.異動する子会社(ラクサス)の概要


(1)名称 ラクサス・テクノロジーズ株式会社
(2)所在地 広島県広島市中区中町8-18広島クリスタルプラザ14F
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役社長 児玉昇司
(4)事業内容 高級バッグのシェアリングサービス
(5)資本金 809百万円
(6)設立年月日 2006年8月31


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