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エッセイスト、コラムニストとして活躍、テレビやラジオなど数々のメディアに出演している能町さん。
人のあり方にも、関係性にも多様さが求められているいまの時代。そんな中、能町さん自身、「人生を変えるような恋愛だの結婚だのは無理だが、ひとりは嫌だ」という気持ちからこの“大胆な”行動に踏み切ったといいます。
はたしてその内容は、能町さん自身がある種、他人の恋愛ゲームをのぞき見するかのように、どこまでも自らを客観視し、くりかえしツッコミを入れることで、テンポよく読ませます。その一方で、身を切るほどの切実さによじれ、自らに刷り込まれた世間の「常識」に抗う心のさまが各所にさりげなく描かれていて、読む方がどこか慰められているような錯覚すら覚えます。
こうした内容からか、刊行直後より大きな反響を呼び、全国の書店で品切れが続出。
本書は刊行後ひと月経ったいまも、読者によるSNS発信をはじめ、各方面から高い評価をいただき、大きな話題を呼んでいます。
【書誌情報】
『結婚の奴』
著者:能町みね子(エッセイスト、イラストレーター)
出版社:平凡社
体裁:四六判・並製 248ページ
ジャンル:文芸・エッセイ
発売:2019年12月20日
https://www.heibonsha.co.jp/book/b482387.html
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【著者プロフィール】
能町みね子(のうまち・みねこ)
1979年、北海道生まれ、茨城県育ち。文筆業。
2006年、イラストエッセイ『オカマだけどOLやってます。
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