1.背景
物流業界では、幹線輸送を担う大型トラックドライバーの不足や高齢化が進んでおり、特に長距離運行においてはドライバーの拘束時間が長く、負担が大きいのが現状です。
一方、ヤマト運輸は2017年9月よりダブル連結トラックの導入、2019年3月には、一般社団法人全国物流ネットワーク協会会員4社(西濃運輸、日本通運、日本郵便、ヤマト運輸)による共同輸送を関東(神奈川県)-関西(大阪府)区間で運行を行ってまいりました。2019年8月に国土交通省のダブル連結トラックの対象路線拡充の決定を受け、このたび運行区間を九州まで伸長し、現行の関東(神奈川県)と関西(大阪府)間における運行に加え、関東(神奈川県)と九州(福岡県)間における長距離運行を実現、関西を中継地点とし、ドライバーが乗り換えることで長距離輸送のドライバーの負担軽減を図ります。
2.取り組みの概要
(1)取り組み内容
現在運行している厚木ゲートウェイ(厚木GW)から関西ゲートウェイ(関西GW)の運行区間に加え、YBCとYMC が所有するトラクタとヤマト運輸が所有するトレーラを連結した8台が新たに厚木ゲートウェイ(厚木GW)から福岡ベース(福岡B)までの区間を幹線輸送します。
【運行のイメージ】
[画像1: https://prtimes.jp/i/14314/257/resize/d14314-257-656907-0.png ]
【運行スケジュール(例】※運行は月曜~金曜
[画像2: https://prtimes.jp/i/14314/257/resize/d14314-257-574214-1.png ]
18:00 トラクタとトレーラを連結し、
福岡B(または厚木GW)を出発
4:00 関西GWに到着、ドライバーが交替し出発
13:00 厚木GW(または福岡B)に到着
※運行スケジュールは一例であり、日中の運行など上記と異なる場合があります。
(2)メリット
SF25の導入によって、積載量が従来の大型トラックの2倍となり、1度に大量の荷物を輸送できるようになるとともに、特にトラックドライバーの不足が顕著である長距離輸送でドライバーが交替することで、負担軽減につながります。また、車両台数が削減できることで、CO2の排出量低減にも貢献します。
(3)運行開始日
2020年3月10日(火)
3.今後について
新たに運行開始する関東(神奈川県)と九州(福岡県)間の路線において、他事業者との共同輸送も今後検討してまいります。また、東北エリアへの区間伸長に向け、今後取り組んでまいります。
物流業界全体で幹線輸送の効率化を図るため、引き続きスーパーフルトレーラ25の効果的な運用に努めます。
【参考】
ヤマト運輸ニュースリリース:スーパーフルトレーラSF25を活用した共同幹線輸送の開始について(2019年3月28日)
http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/pressrelease/2019/news_190328.html
国土交通省ニュースリリース:「ダブル連結トラック」の対象路線を拡充(2019年8月8日)
http://www.mlit.go.jp/report/press/road01_hh_001209.html
SF25の写真はこちらからダウンロードいただけます
http://kuronekoyamato.base-isp.jp/press/press_200310_01.zip
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