~自由に機器を組合せ、住環境に合わせた最適な蓄電システムを実現~

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長:細井 俊夫、以下OSS)は、従来の単機能蓄電システム、ハイブリッド蓄電システムを統合した、業界初(※1)のマルチ蓄電プラットフォーム(※2)「KPBP-Aシリーズ」、および、業界最大容量クラス(16.4kWh)を最小サイズ(※3)で実現した蓄電池ユニット「KP-BU164-S」を2020年10月31日から販売開始します。
新規で蓄電システムを導入するお客さまにも、既に太陽光発電システムを導入しているお客さまにも、ご家庭の生活やエネルギー消費の変化にあわせて機器を組み合わせること、あるいは変化に合わせて機器を追加することで、太陽光発電、蓄電池の最適な制御や、ご家庭のすべての電気機器に電力を供給すること(※4)が可能になります。


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   (左:マルチ蓄電パワーコンディショナ「KPBP-A」、右:蓄電池ユニット「KP-BU164-S」)

近年、地震や台風など大型の自然災害が増加する中、停電に備えた非常用電力として蓄電システムが注目されています。また、電気料金の上昇や太陽光発電システムの固定価格買取制度の期間が2019年11月以降に順次満了(卒FIT)することに伴い、売電ではなく、太陽光で発電した電気を自家消費するための蓄電システムのニーズはますます高まっています。蓄電システムの普及に伴い、多様化するニーズに合わせて、単機能型やハイブリッド型、特定負荷バックアップ型や全負荷バックアップ型など、様々な蓄電システムが存在しています。これらの蓄電システムでは、導入後の機能の追加が出来ず、システム変更にも経済的な負担がかかります。

そこでOSSは、従来の蓄電システムを統合した、業界初(※1)のマルチ蓄電プラットフォーム「KPBP-Aシリーズ」を開発しました。「KPBP-Aシリーズ」は、オプション機器の組合せで、単機能型、ハイブリッド型、全負荷バックアップ型と変化するため、住環境にあわせて最適な蓄電システムを選ぶことが可能です。
また、オプション機器は後付け可能なため、住環境が変化した場合に、システムを拡張することも可能になります。

また、あわせて発売する蓄電池ユニット「KP-BU164-S」は自家消費、停電時のバックアップ、将来のVPP(※5)などマルチユースに対応することが可能な業界最大容量クラス(16.4kWh)を業界最小サイズ(※3)で実現し、設置環境やスペースに制限されることのない導入を可能にします。

OSSは、これまで培ったエネルギー変換技術や系統連系技術、蓄電制御技術、エネルギー見える化の先駆的取組みに加え、エンジニアリングや全国140拠点のアフターサービス網による保守メンテナンスによるトータルソリューションで再生可能エネルギーの普及と安定、並びにレジリエントで持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

主な特長
・多様なシステムを機器の組合せで実現
「KPBP-Aシリーズ」はオプション機器の組み合わせにより、多様なシステムを実現できます。また、オプションを後付けすることで、導入後にシステムを拡張することも可能です。

 ■オプションの組合せとシステム構成
・「単機能蓄電システム」:蓄電池のみが接続されたシステム
マルチ蓄電パワーコンディショナ(KPBP-A)
・「ハイブリッド蓄電システム」:太陽光発電と蓄電池のパワコンを1つにまとめたシステム
マルチ蓄電パワーコンディショナ(KPBP-A)+PVユニット(KP-DDP66)
・「全負荷型ハイブリッド蓄電システム」:停電時にも家中丸ごとバックアップ(※4)出来るハイブリッド蓄電システム
マルチ蓄電パワーコンディショナ(KPBP-A)+PVユニット(KP-DDP66)+トランスユニット(KP-TRN40)
[画像3: https://prtimes.jp/i/765/61/resize/d765-61-332400-3.jpg ]

■システム導入例(卒FITユーザ向け)
・既設の太陽光発電システムがある場合は「単機能蓄電システム」を導入
・システム導入後、既設の太陽光発電用パワコンが故障した場合はオプション「PVユニット」に交換し、後付けで機能拡張することで「ハイブリッド蓄電システム」となる
・更に家族増加等でバックアップする部屋を増やしたくなった場合はオプション「トランスユニット」を後付けで 機能拡張することで「全負荷型ハイブリッド蓄電システム」となる

■システム導入例(新設ユーザ向け)
・太陽光発電システムと同時に導入する場合は「ハイブリッド蓄電システム」を選択
・停電時に家中丸ごとバックアップ(※4)し、いつもと同じ生活をしたい場合は「全負荷型ハイブリッド蓄電システム」を選択

・業界最大容量の蓄電池を最小サイズ(※3)で実現
蓄電池ユニット「KP-BU164-S」は自家消費でお得に暮らすことに加え、万一の停電時のバックアップ、将来のVPP(※5)などマルチユースのために必要となる16.4kWhの業界最大容量の蓄電池です。
同容量クラスでは490×1009×295mmの最小サイズを実現し、設置環境やスペースに制限されることのない導入を可能にします。コンクリートにアンカー固定をすることで屋内にも設置することができます。

・クラウド接続で蓄電システムの状態を遠隔見守り「KPBP-Aシリーズ」は、蓄電システム用ゲートウェイ「KP-GWBP-A」を用いてクラウド接続し、遠隔モニタリングサービスをご利用いただくことで、24時間スマートフォンやパソコンで蓄電池の動作状態の確認や設定が可能です。異常時にはメールでお知らせし、万一の故障時も迅速に対処できます。また、クラウド接続により、今後本格化するVPP(※5)など分散型電源システムの市場においても柔軟な対応が可能です。

※1 国内の蓄電システムにおいて(2020年4月、OSS調べ)
※2 マルチ蓄電プラットフォームとは、「KPBP-A」を中心に機器の組合せにより実現する多様なシステムです
※3 国内の住宅向け蓄電システムにおいて(2020年4月、OSS調べ)
※4 全負荷バックアップ用分電盤の設置が必要です。
停電時の出力は4kVAのため、発電状況により使用可能な負荷が制限される場合があります
※5 VPPとは、Virtual Power Plant(仮想発電所)の略称であり、点在する小規模な再エネ発電や蓄電池、燃料電池等の設備を、電力の需要を管理するネットワーク・システムでまとめて発電所のように制御すること

主な製品仕様
・マルチ蓄電パワーコンディショナ
[画像4: https://prtimes.jp/i/765/61/resize/d765-61-189936-4.jpg ]

・PVユニット
[画像5: https://prtimes.jp/i/765/61/resize/d765-61-285856-5.jpg ]

・トランスユニット
[画像6: https://prtimes.jp/i/765/61/resize/d765-61-308472-6.jpg ]

・蓄電池ユニット
[画像7: https://prtimes.jp/i/765/61/resize/d765-61-570343-7.jpg ]

*1. コンクリートへのアンカーボルト固定が必要です
*2. 使用周囲温度範囲内であっても、蓄電池保護のために充放電を制限することがあります

・マルチ蓄電用GW
[画像8: https://prtimes.jp/i/765/61/resize/d765-61-314832-8.jpg ]

仕様・製品デザインなどについては現時点での予定のため、予告なく変更する場合があります。

<オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社について>
オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社は、これまで独自のオートメーション技術により、自動改札機などの駅務自動化システムをはじめ、世界初・日本初の社会公共システムを数多く生み出してきました。これからも労働力不足やエネルギー、レジリエントなどの社会課題をいち早く捉え、IoT・AI・ロボティクスなどの最先端技術、ソフトウェア、運用・メンテナンスのトータルサービスでソリューションを構築し、安心・安全・快適な社会づくりに貢献してまいります。

[画像9: https://prtimes.jp/i/765/61/resize/d765-61-792245-9.jpg ]


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