三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、高砂工場(兵庫県高砂市)構内に新たに建設した実証設備複合サイクル発電所第2号発電設備(通称:第二T地点)において、発電設備としての機能確認を全て完了し、7月1日より長期実証運転を開始しました。
第二T地点は、次世代高効率ガスタービン(JAC形※1)と、新開発の高効率蒸気タービンを組み合わせた、出力56.6万kWの最新鋭ガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備です。
このたび、新開発技術の検証と発電プラントとしての機能確認が完了したことから、次のステージとして、地域の電力網に接続された状態で、実際の火力発電所と同じ運用を行いながら、長期的な信頼性検証を行っていきます。今後の運転では、ガスタービンや蒸気タービンなどのハードウェアの検証に加えて、デジタルソリューション「MHPS-TOMONI(R)」に搭載された各種アプリケーションを用いて、発電プラント運用の最適化についての検証も進め、将来的には、自動自立運転の実現を目指していきます。
MHPSは、長期実証運転を開始した第二T地点を活用しながら、次世代技術の開発検証を加速し、高い信頼性で環境にやさしいGTCC発電設備を世界に供給することで、世界の電力安定供給と低・脱炭素化社会の実現へ向けて貢献していきます。
[画像: https://prtimes.jp/i/25611/136/resize/d25611-136-850502-0.jpg ]
※1 JAC形:J-series Air-Cooledガスタービン
※2 第二T地点での定格出力達成のプレスリリース(2020年4月2日発表)
https://www.mhps.com/jp/news/20200402.html
【参考情報】
実証設備複合サイクル発電所第2号発電設備(第二T地点)の概要を当社ウェブサイトで公開中です。
詳しくは以下をご覧ください。
https://www.mhps.com/jp/products/gasturbines/technology/validate/
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