知る人ぞ知る、上質なものが溢れるリッチな加賀の國の魅力を伝える

 石川県は一般的に加賀と能登の二手に分かれており、その加賀エリアの中でも金沢より南のエリア、加賀市、小松市、能美市、川北町、白山市、野々市市、の6市町を『加賀の國』と呼んでおります。『加賀の國』にはリッチな素材がたくさんあります。
そんな『加賀の國』の自然、食、文化といった旬の魅力を毎月お届けします。

秋の特集 RICH/加賀の國の山中漆器がRICH!

加賀の國 400年の歴史をもつ伝統的工芸品
山中漆器の聖地を巡る ~山中温泉・鶴仙渓~

 山中漆器は今から400年以上前、安土桃山時代が始まりと言われています。長年、山中温泉の湯治客の土産物として作られ、江戸中期には会津や京都、金沢から塗りや蒔絵の技術が導入され、木地とともに茶道具などの塗り物の産地として、現代まで発展してきました。石川県内の3つの漆器産地は、それぞれ「木地の山中」「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」と称されています。
 伝統的工芸品の産地でありながら、異業種・異分野の技術導入に積極的に取り組み、漆器の代表的な産地として発展できたのは、古くからの温泉地であり松尾芭蕉をはじめとした全国各地からの温泉客による情報流入があったという背景もあります。
 永い歴史をたどる聖地と、発展・進化し続ける山中漆器の今をご紹介します。

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■山中漆器始まりの地 山中温泉街

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 山中温泉の歴史は古く、今から1300年前に奈良時代の高僧・行基が発見したと言われています。1689年、俳聖・松尾芭蕉が弟子の曾良を伴って日本各地を旅した奥の細道の途中、山中温泉を訪れています。芭蕉は山中の湯を、有馬・草津と並ぶ「扶桑の三名湯」と讃え、「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」の句を読みました。
 山中温泉の魅力は豊かな自然にあります。渓流の流れに寄り添うようにある山中の風景を湯上がりにそぞろ歩くのも楽しみ方のひとつです。

★鶴仙渓

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 北陸随一の渓谷美を誇る山中温泉街の観光名所です。
こおろぎ橋より黒谷橋に至る1.3キロの渓谷には遊歩道が整備され、四季折々の景観と立ち並ぶ奇岩怪石、橋めぐりを楽しむことができます。また、あやとりはしの袂では4月から11月まで「鶴仙渓川床」が営業しており、山中温泉出身の料理人・道場六三郎氏のレシピによるスイーツを味わうこともできます。

■伝統と進化が共存する 現代の山中漆器
★白鷺木工

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 山中塗りの素材となる木地挽物メーカーである白鷺木工によるオリジナルブランド「SHIRASAGI」は長年の知恵と技術で、木の持つ素朴な風合いを生かした日用品を取り揃えています。
【HP】https://www.shirasagi-mk.com/
【住所】石川県加賀市山中温泉上野町ヲ-7

★石川漆宝堂

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 450年以上の歴史を受け継ぎ、下地から上塗りまで職人の手で作られる山中漆器の名店。木目の暖かさを活かした、より身近に山中漆器を楽しむためのテーブルウェアを考案・発信しています。
【HP】https://www.sippohdo.jp/
【住所】石川県加賀市山中温泉上原町ワ529番地1

★GATOMIKIO/1

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 明治41年(1908年)創業、我戸幹男商店の直営店。
木地師が挽き上げた木目を重んじ、豪快に残すのが特徴。伝統的な高い技術を活かしたまま実用性、和の美意識に基づいた高い芸術性を追求し、長く愛される漆器造りを心がけています。
【HP】http://www.gatomikio.jp/home.html
【住所】石川県加賀市山中温泉こおろぎ町ニ3-7

★GATO MIKIO/individual

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 13種類のお椀にて2145通りから選べるカラーリングによりお客様オリジナルのお椀を作れるセミオーダーシステムを導入。店内に設置されたiPadで完成イメージを確認しながら、自分だけの特別なお椀をつくることができます。


秋の体験 RICH/加賀の國おすすめトピックがRICH!

文化・芸術の秋!加賀の國イチオシの体験スポット
期間限定イベントやリニューアルオープン情報

■「安宅の関」こまつ勧進帳の里 勧進帳ものがたり館

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 歌舞伎をより身近に、気軽に親しめる施設として「勧進帳ものがたり館」が7月26日リニューアルオープンしました。シアターは、十二代目市川團十郎さんと十一代目市川海老蔵さん親子共演の「勧進帳」ダイジェスト映像が、解説入りでご覧いただけます。
隈取や歌舞伎ポーズ体験コーナーなど、家族で楽しく参加できる工夫を凝らしました。
【住所】石川県小松市安宅町タ140-4 
【TEL】0761-21-6734
【休館日】水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 
【料金】大人300円

■八町こども歌舞伎 10月4日(日)上演!

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 八町こども歌舞伎は、小松市制80周年を記念して子供歌舞伎を上演します。毎年5月に小松市にて行われるお旅まつりのメインイベント「曳山子供歌舞伎」は、曳山を受け継ぐ八町のうちニ町が当番町となって上演します。八町こども歌舞伎は八町にゆかりのある子供たちを対象に公募し、集まった子供たちで上演されます。
【日程】2020年10月4日(日)10時開場 
【場所】こまつ芸術劇場うらら 大ホール
【料金】無料(全席指定)
【入場整理券】配布開始日:9月18日(金)10時(なくなり次第終了)
       配布場所:こまつ芸術劇場うらら(電話予約可:0761-20-5500)

■Yamashiro Ilumination 「五彩の輝き」

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 服部神社の神聖で幻想的な空間を和風のイルミネーションで演出し、九谷五彩の色使いや和傘による演出を施して、夕食後のひと時を浴衣での散策を楽しめます。
【期間】2020年8月14日(金)~11月30日(月) 日没~22時 (センサー及びタイマーによる作動)
【会場】山代温泉服部神社 境内(いろは段~絵馬堂付近~拝殿)
【料金】無料

■オンラインミュージアム「KUTANism」 10月24日(土)~開催!

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 KUTANism実行委員会は、伝統工芸”九谷焼”の魅力を世界に伝えるオンラインミュージアム「KUTANism(クタニズム)」を、2020年10月24日(土)~12月20日(日)の期間において実施します。

 作品の鑑賞から購入のお問い合わせ、九谷焼に関するショートフィルムまで、全て自宅からオンラインにてお楽しみいただけます。オンライン展示会では、九谷焼の新たな価値創造に挑戦する作家43名の作品を展示。作品のストーリーやコメントとともに展示します。その他、九谷焼のルーツを探るWEB連載記事や、公立小松大学とコラボして作った”九谷焼の街 小松・能美”を巡るルートマップなど、計6つのコンテンツをお楽しみいただけます。
 また、KUTANismのオンライン開催は今回が初の取り組みとなります。コロナウィルス第2波で再び不安が広がる中、自宅から気軽に参加できるというオンライン開催の利点を活かし、九谷焼の世界発信を目指します。

【期間】2020年10月24日(土)~12月20日(日)  
【参加費】無料
【主催】KUTANism実行委員会
【共催】能美市 小松市
【協力】石川県九谷窯元工業協同組合、石川県陶磁器商工業協同組合、九谷上絵協同組合、九谷焼団地協同組合、
公立小松大学、こまつKUTANI未来のカタチ、小松九谷工業協同組合
【後援】北國新聞社、認定NPO法人趣都金澤
【インスタグラム】https://www.instagram.com/kutanism_official/

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