20代のUIターン転職に関する意識調査

株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、20代でUIターン転職を経験した男女119人を対象に「UIターン転職に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
詳細はこちら(https://media.bizhits.co.jp/archives/7750

・都会の暮らしに疲れた
・田舎や地方に憧れがある
・慣れ親しんだ土地で落ち着いて仕事がしたい

さまざまな理由から、Uターン・Iターン転職を考える人もいるでしょう。


一方で、UIターン転職の失敗談を耳にし、安易に決断してもいいのかという迷いもあるかもしれません。

そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://media.bizhits.co.jp/ )は、20代でUIターン転職を経験した男女119人に「UIターン転職」についてアンケート調査を実施。

その結果をランキング形式でまとめました。


調査概要

調査対象:20代でUIターン転職を経験した人
調査期間:2020年11月11日~11月24日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:119人(女性62人/男性56人/未回答1人)


調査結果サマリー

・20代のUIターン転職理由1位は、介護や実家を継ぐなどの「家族の事情」
・UIターン転職のきっかけは消極的な理由が多いものの「転職してよかった人」は8割以上
・UIターン転職をしてよかったこと1位は「家族の近くにいれる」
・20代のUIターン転職活動|転職サイトの利用が1位


20代でUIターン転職をした理由ランキング


[画像1: https://prtimes.jp/i/41309/24/resize/d41309-24-830984-0.png ]

20代でUIターン転職をした理由1位は「家族の事情(21.8%)」。2位は「金銭的な問題(10.1%)」「都会が合わない(10.1%)」「結婚・離婚のため(10.1%)」でした。

◆UIターン転職をした理由
・親が高齢になってきたのと、長男なので家を継いだ方がいいと考えたため(27歳 男性)
・実家から通えば楽だし家賃がかからないから(24歳 男性)
・東京で働いていたが、都会の電車や通勤に疲れたため(22歳 女性)
・体調を崩して、一人暮らしができなくなった(25歳 女性)
・地元で結婚するため(28歳 男性)

「親の介護が必要になった」「高齢の親が心配」といった家族の事情により地元に戻る決意をした人が多数。


また、所得が多くない20代は、「生活が厳しい」「家賃の負担が大きい」など、金銭的な問題もUIターン転職のきっかけに。

地方や田舎で働きたいといった積極的な理由よりも、消極的な理由でUIターン転職を決意している人のほうが多いとわかりました。


20代でUIターン転職をしてよかった人は83.2%


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UIターン転職をしてよかったかを聞いたところ、「よかった(52.1%)」「どちらかといえばよかった(31.1%)」を合わせ、83.2%がUIターン転職をしてよかったと回答。

UIターン転職のきっかけは消極的な理由ではあるものの、結果的には満足している人が多いとわかりました。


20代でUIターン転職をしてよかったことランキング


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UIターン転職をしてよかったこと1位は「家族の近くにいれる(29.3%)」、2位は「仕事が充実した(26.3%)」、3位は生活が充実した(23.2%)」でした。

以下、「ストレスが減った(10.1%)」「経済的な余裕ができた(10.1%)」「地元の友人に会える(8.1%)」と続きます。


家族や友人が近くにいることの安心感、落ち着いて仕事ができる環境、ストレスのない生活、経済面での安定など、20代のUIターンは「家族」や「安心」がキーワードになっているようです。

【1位 家族の近くにいれる】
・実家の様子を頻繁に見に行きながら働ける(25歳 男性)
・実家に戻ったので親は安心してくれ、私も身の回りのことを助けてもらえるのでありがたい(26歳 女性)
・突然の体調不良でも家族が近くにいると安心できる(23歳 女性)

家族の介護や見守りを理由にUターン転職を決めた人にとって、同居や実家近くに住める状況は「安心感」や「責任を果たしている満足感」につながっています。

また自分自身も、家族のサポートが受けられたり、何かあったときに頼れる人がいたりすることは、安心感につながっているようです。

【2位 仕事が充実した】
・知っている土地で働ける喜びがある(28歳 男性)
・地元への転職は安心感がある。友達や知り合いがいることで、新しく事業を始める際にも相談や力になってもらいやすい(20歳 男性)
・地元の方が落ち着いた環境で仕事ができる(22歳 男性)

「希望の仕事に就けた」「よい仕事に巡り会えた」という意見のほか、都会にいるよりも良い環境で仕事ができるようになったとの声も。

「競争がなく平和に仕事ができる」など、マイペースに伸び伸びと働けている人が多いようです。


【3位 生活が充実した】
・時間・精神面の余裕ができ、生き生きとした生活を送れるようになった(23歳 女性)
・実家で家族と暮らすようになり、規則正しい生活がおくれるようになった(25歳 女性)
・都心で暮らしている時よりずっと生きている充実感がある(20歳 男性)

時間に追われる都会の忙しさから開放され、公私ともに充実したというコメントが多数。ゆったりとしたペースで働けて、ライフワークバランスを保てるようになったとの声も。

渋滞を気にすることなく車で気軽に出かけられるため、休日を有意義に過ごせるとの声もありました。

【4位 ストレスが減った】
・朝の満員電車に乗ることがないので、通勤によるストレスがない(26歳 女性)
・人が少なく自然が多い環境のためか、周りのことを過度に気にせず仕事に集中できるようになった(29歳 男性)
・殺伐とした雰囲気がないので、ストレスを感じなくなった(27歳 男性)

地方に行ったことで、生活面においても仕事面においてもストレスがなくなったとのコメントが寄せられました。

通勤ラッシュや渋滞と無縁になったこと、競争社会から開放されたこと、仕事において高いスキルを求められることが少ない、といったことが理由となっています。

UIターン転職をしたことで、精神的に安定した、体調がよくなったという声も聞かれました。


【同率4位 経済的な余裕ができた】
・以前の会社よりも手取りは減ったが、実家から通ったので貯金ができた(22歳 女性)
・帰省の移動で使うお金がなくなり、貯金できるようになった(27歳 女性)

出費の多くを占める家賃を節約できたことで、「年収は減ったが貯金はできるようになった」という人が多数。

また、夏休みや年末年始にかかる数万円単位の帰省費がなくなることも、出費が抑えられる理由に。

UIターン転職のデメリットとしては「地方の賃金の低さ」が挙げられますが、トータルで見れば経済的な負担は軽くなった人が多いとわかります。

【5位 地元の友人に会える】
・いつでも友達と会えるのでかなりストレスが減った(27歳 男性)
・帰省しやすくなり、友達にも会いやすくなった(23歳 女性)

地元で、学生時代からの気のおけない友達といつでも会えることが、精神的な安定につながっている人も多いようです。


20代でUIターン転職をして失敗した人のコメント

UIターン転職をしてよかった人が大半を占めたものの、16.8%の人は、失敗したと感じたり、後悔したりしています。

【1.収入が減った】
・給料が格段に下がった(27歳 男性)
・お金をあまりもらえない仕事内容が多いことに気づいた(25歳 男性)

一部の業種を除き、都市部に比べて地方の賃金は低いため、UIターン転職では収入が減る傾向が。
そのため、「UIターン転職をして失敗した・後悔している」と感じている人の多くが、収入減について言及しています。

実家暮らしや家賃が下がることで出費は減るものの、収入が仕事のモチベーションになる人にとっては不満が大きいようです。

【2.仕事がなかった】
・選べるほど仕事の種類がなかった(25歳 女性)
・免許がないと就職先がなかった(26歳 女性)
・予想以上にまともな仕事が少なかった(25歳 男性)

地方は、都市部に比べて会社の数が圧倒的に少ないため、求人数が少ないことは否めません。幅広い選択肢から仕事を選べる東京などとは違い、地方では「やりたい仕事が見つからない」というケースも。

また、地方は車社会なので、免許がないと仕事に就けないことも多々あるようです。

【3.経験やスキルが活かせなかった】
・これまでのキャリアを生かせる職場がなく、妥協して転職した先が合わず、結局1年ほどで退職してしまった(27歳 女性)
・就きたい業種の応募がほとんどなく、それまでのキャリアを活かせなかった(29歳 男性)

地方は、求人数や仕事の種類、空いているポジションの絶対数が少ないため、経験やスキルを活かせる仕事につけなかったとの声も多いです。


就業先の妥協やミスマッチはモチベーション低下につながるため、しっかりと事前調査することが大切です。


20代のUIターン転職活動|転職サイトの利用が1位


[画像4: https://prtimes.jp/i/41309/24/resize/d41309-24-571128-3.png ]


20代のUIターン転職経験者119人に、どのような方法で転職活動を行ったか聞いたところ、最も多かったのは「転職サイト(38.7%)」、2位が「ハローワーク(31.1%)」という結果に。

職種や勤務地を絞って仕事が探せる転職サイトは、手軽に転職活動ができる方法として人気。全国どこの求人情報もパソコンやスマホから見られるので、東京でお仕事をしながら地方の求人を探せるのが人気の理由となっています。

また、「転職といえばハローワーク」という人も多いことから、ハローワークも根強い人気です。

ハローワークは、地元密着型の中小企業の求人が多いのが特徴。家賃や生活費の心配がないUターン転職の方であれば、地元に帰ってからじっくりハローワークで探すのもアリかもしれませんね。


まとめ

UIターン転職をしたきっかけは、「家族の事情」や「金銭的な問題」といった消極的な理由が多め。

しかし、結果的にはUIターン転職をしてよかったという声が大多数を占めています。

家族や友人が近くにいる安心感を得たい方、ストレスの少ない環境のなかで充実した暮らしをしたい方は検討してみてはいかがでしょうか。


■会社概要
社名   : 株式会社ビズヒッツ
所在地  : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者  : 代表取締役 伊藤 陽介
設立   : 2009年1月19日
資本金  : 300万円
事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
URL   : https://bizhits.co.jp/

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