上田「あの動画は凄いですね。スピードもあるし、あの迫力は全盛期に迫るような、ど迫力ですね。あれを本番のリングでもみたいですね。問題はスタミナなんでしょうけど、瞬間的なスピードは今でも全然あると思います」
Q.対するロイ・ジョーンズの現役時代の印象は?
上田「ロイ・ジョーンズは相手のパンチを見切って、避けるやいなや自分のパンチをガツンと当てるという、居合いの達人みたいな選手ですよね。運動神経の伝達というのかな、それがものすごく早い。当時から5Gが備わっていたのかなと思いますね(笑)。身体能力・運動神経の良さは、歴代のボクサーの中でもトップといっても過言ではないんじゃないでしょうか」
Q.印象に残っているロイ・ジョーンズの試合は?
上田「個人的には、スーパーミドル級の時代が全盛期なのではないかと思うのですが、衝撃という意味では、ミドル級時代のアート・セーワノ戦です。ロイ・ジョーンズの右のスウィング気味のパンチがドーンと当たって、セーワノはもう片足がグニャって曲がりながら、棒が倒れるようなシーンでした。あんな倒れ方見たことないです。
ロイ・ジョーンズの試合は当てさせずに当てるっていうスポーツライクな試合が多かったと思うんですけど、あの試合にはボクシングの恐怖をおぼえましたね」
Q.今回の試合について、ずばり予想は?