伝統工芸高岡銅器の技が生むおりんの響き

富山県高岡市で110余年、神仏具、美術銅器の制作卸を営んでいる株式会社山口久乗(本社:富山県高岡市内免、代表取締役社長:山口康多郎)は、場を整え、邪気をはらうといわれているおりんで屋内用の置き風りん「かざりん」を発表します。

■商品について
「かざりん」
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透明感のある涼やかな音が邪気をはらい、その空間が清められる心地がする置き風りんです。


昨今の生活スタイルや価値観の多様化に伴い、除夜の鐘やラジオ体操など、様々な日本の音の風物詩が、近所迷惑ということで大きく変化しています。軒先に風りんを吊るすのも、地域によってはさしひかえられるようになってきました。「かざりん」は、お部屋の設えとしての置き風りんなので、誰に憚ることなく、季節にかかわらず、その清らかな音色を楽しむことができます。「富山県推奨とやまブランド」に認定された「久乗おりん」の最新作です。
受賞歴:2020年度全国伝統的工芸品公募展 入選


■おりんなど鳴りがねの由来
古来よりおりんや鐘の音は邪気をはらうと信じられてきました。
中国の唐の時代、占風鐸(せんふうたく)という占いがありました。
竹林の東西南北に、風鐸という青銅でできた鐘のようなものを吊るし、風の向きや音の鳴り方で物事の吉凶を占って、政治・祭祀等が行われていたそうです。
仏教伝来により日本に佛の音(鳴りがね、梵音と呼ばれるもの)も伝わりました。当時の日本では、強い風は邪気や流行り病などの災いを運んでくると考えられていました。そこで、鳴りがねの音が聞こえる範囲は聖域空間となり邪気や災いを遠ざけてくれる音として、風鐸がお寺の本堂や五重塔や、神社の社殿などの軒の四隅に吊るされるようになりました。
平安時代には、小型にした風鐸を貴族が魔除けとして軒先に吊るしていたそうで、「風りん」という呼び名は、この頃から使われるようになったとされています。


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■かざりんの特長
1.季節を問わず、1年中使えるお部屋のお守り
「かざりん」の音は、佛の音由来のおりんの響きです。
風鐸と同じ銅合金製です。鳴りを良くする配合で「鳴りがね」と言われています。新型コロナウイルスが猛威を振るう昨今だからこそ、かざりんの出番のようです。お部屋の中で心地よく響く清らかな音で、私たちを流行り病や災いから護ってくれるかもしれません。

2.現代の生活空間にマッチしたデザイン
スタイリッシュな中に柔らかさを感じさせるフレームは真鍮製です。真鍮の素材の神々しさをストレートに表した「黄銅」と、伝統的着色技術で爽やかなブルーを表現した「青銅」の2色のカラーバリエーションがあります。
小さなおりんの可憐な音を表現した乳白パール色の短冊が、風の揺れによってかすかに煌めきます。全国伝統的工芸品公募展でも入選した、音もデザインも現代の生活にマッチした風りんです。
プロダクトデザイン:磯野 梨影
短冊・パッケージデザイン:スワミヤ

■製品概要
発売開始日:2021年2月
販売店:全国の百貨店・仏具店、および弊社ネットショップ
サイズ:幅80mm× 奥行50mm× 高さ255mm材質:おりん:銅合金、フレーム・ベース:真鍮
商品名:かざりん
カラー:黄銅・青銅
価格:黄銅21,000円(税別)
青銅25,000円(税別)
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