株式会社ファブリカコミュニケーションズ(本社:愛知県名古屋市中区、代表取締役社長:谷口 政人)の子会社で法人向けSMS(ショートメッセージサービス)送信事業を手がける株式会社メディア4u(本社:東京都中央区、代表取締役:奥岡 征彦)は、2021年7月1日より人の声によって本人認証をする声紋認証と携帯電話番号を使ったSMS認証を組み合わせた新たな認証サービス「Voice Security(ボイスセキュリティ)」を開発、販売いたします。

昨今、WEBサービスのオンライン手続きやアプリ利用の本人確認において、不正利用を防ぐためより強固なセキュリティが求められています。
さまざまな認証方法がある中で、人体固有の特徴である「生体要素」を使った認証方法がよりセキュリティーが高く有用であると位置付けられており、この「生体要素」と本人が持っている所有物(ICカードやスマホなど)を使った「所持要素」を組み合わせ、ユーザビリティに優れ、かつ高い安全性を実現した二要素認証サービスが本ソリューションとなります。(特許申請中、特願2020-183732)

[画像1: https://prtimes.jp/i/22939/26/resize/d22939-26-f884d6bc8aea4aa3892b-1.png ]


今回「Voice Security」が「生体要素」として利用するのは声紋という声の周波数等をベースにした特徴データを用いた認証です。短いフレーズを発話してもらうことで声紋データをデータベースに登録し、次回以降はその短いフレーズの発話で個人を特定いたします。声紋認証エンジンは、金融機関を中心に500件以上の導入実績を持つ、米国の音声・画像認識ソフトウエア会社「ニュアンス・コミュニケーションズ社」の技術「Vocal Password」を使用しております。

コールセンターにおける課題解決が可能
現在、コールセンターやカスタマーサポートにおいては、人材不足への対応、業務効率の向上が大きな課題になっています。その課題解決の一つになるのが、個人情報やID番号をヒアリングする業務負荷の削減です。
いわゆる「本人確認」にかかる時間短縮です。
証券会社での株価の照会や受発注対応や取引画面の操作説明、保険会社での全国の金融機関代理店からの商品内容や事務手続きの照会などにおいては、顧客といえども都度、本人確認を行なう必要があります。

「Voice Security」は、お客様から得た発話情報は、オペレーターを介することなく認証サーバーへ送信され、認証サーバーからは「本人証明された」「されなかった」という結果のみが返却されます。しかも、従来は1分から1分半ほどかかっていた本人認証にかかる時間が数秒に短縮され、業務効率の大きな向上を実現します。

アプリへの組み込みが非常に簡単・低コスト
「Voice Security」は、WEB-APIで提供されます。認証APIを呼ぶ際に与えた情報(PINやURLなど任意の文字列)が、生体認証完了時にユーザーにSMSで提示されるというスキームが利用できるため、本サービスを利用するシステムでは認証に関わる状態の管理を行う必要がありません。

そのため、WEBアプリ・スマホアプリといったシステムの形態を問わず、生体認証が利用できます。適用の自由度が高く、改修コストを低く抑えた素早い導入が可能です。

WEBサイトに生体認証を導入したい
1ヶ月以内にセキュリティを強化したい
生体認証の導入コストを抑えたい


といったご要望や課題に応える最適なソリューションです。

[画像2: https://prtimes.jp/i/22939/26/resize/d22939-26-754a3f89c03286328a55-0.png ]


もっとも、SMS認証自体のセキュリティもより強化される方向にあります。日本国内において携帯電話の購入の際には、身分証明書の提示が法律で定められています。そのため、携帯電話に付帯するSMSでの認証は、有効なセキュリティ対策として取り入れる企業が増えてきました。

また、SMS認証代行業者やなりすましで問題になっていたMVNO事業者(仮想移動体通信事業者)等より販売されている、SMS機能付きデータ通信SIMの販売にあたっても、警察庁が総務省と連携し、契約時の本人確認を徹底するよう要請していますので、SMS認証自体のセキュリティも今後より強化されると考えております。


ニュアンス・コミュニケーションズ ジャパン株式会社 カントリーマネージャー 向井良幸氏のコメント
不正ログイン・不正利用などの情報漏えいは、企業に対する信頼を著しく損なってしまいます。声紋認証はお客様の利便性と安全性を両立する生体認証として世界で導入が進んでいます。利便性を維持しつつ、不正やなりすましを防ぐソリューションとして社会的な課題を解決できると考えております。ニュアンスと致しましては、メディア4u社の持つノウハウや顧客基盤を通じて広く声紋認証サービスを提供できる事に大変期待しております。


【法人向けSMS送信サービス「メディアSMS」】
メディアSMSは、国内主要4キャリア(NTTドコモ、KDDI、Softbank、楽天モバイル)との直接接続設計により、高品質と低価格を両立させた国内屈指のSMS送信サービスです。
提供形態は、クラウドサービスでWEB管理画面の提供とAPIでの提供になっております。本人認証、予約リマインド、契約等の重要事項連絡、督促など用途は広く利用されております。<2021年3月末時点 導入社数2,776社>
https://media-sms.net/lp/

【ニュアンス・コミュニケーションズ社「Vocal Password」】
ニュアンス・コミュニケーションズ (ニュアンス)は、会話型AIとアンビエントインテリジェンスで市場をリードするテクノロジーのパイオニアです。ニュアンスは、米国の病院の77%、世界中のフォーチュン100企業の85%から信頼されている総合的な音声AIサービスを提供するパートナー企業であり、人々をサポートする能力を強化する直観的なソリューションを開発しています。
「Vocal Password」は、人の声だけで簡単かつ安全な生体認証を実現するソリューションです。お客様の声の何百もの固有の特徴を分析し、声紋ファイルと照合することによって、スムーズで安全性の高い認証機能を実現しています。

https://www.nuance.com/ja-jp/

株式会社ファブリカコミュニケーションズについて
ファブリカコミュニケーションズは、世の中の様々な問題や課題を新しい発想と最新のテクノロジーで解決し、人々の暮らしがより安全で、より豊かになり、未来への希望に満ちた社会を実現することを目指しています。近年はITによる情報サービスにも領域を広げ、自動車サービス以外にも積極的に挑戦しています。様々な生活シーンで生み出されるデータを収集し、分析・応用することで、ユーザーには一人一人に最適化されたサービスを、事業者には利便性の高いマーケティングサービスを提供していきます。

株式会社ファブリカコミュニケーションズ会社概要


企業名:株式会社ファブリカコミュニケーションズ(証券コード:4193)
代表者:谷口政人
本社所在地:愛知県名古屋市中区錦3-5-30 三晃錦ビル8F
設立:1994年11月
事業内容:業務支援システム開発・販売事業、SMS配信ソリューション事業、インターネットメディア事業、WEBマーケティング事業、自動車整備・レンタカー事業
ホームページ:https://www.fabrica-com.co.jp/


株式会社メディア4u 会社概要


企業名:株式会社メディア4u
代表者:奥岡征彦
本社所在地:東京都中央区築地3−17–9 興和日東ビル 9 階
設立:2005 年 11 月
事業内容:SMS送信サービスの提供・インターネット広告代理事業、インターネットによる動画/音声/画像の配信サービス・ホスティング事業、各種ウェブアプリケーション開発、CRMシステムの開発・提供、上記事業に付帯関連する企画制作業務など一切の業務
ホームページ:https://www.media4u.co.jp/


<サービスに関するお問い合わせ先>
株式会社メディア4u セールスソリューション宛
TEL:03-3549-5011
E-mail:sms-sales@media4u.co.jp

<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社ファブリカコミュニケーションズ 広報室
TEL:052-959-3460
FAX:052-959-3463
E-mail:press@fabrica-com.co.jp

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ