中小機構(独立行政法人中小企業基盤整備機構)近畿本部は、ロボット活用人材を育てつつ、中小企業ならではの具体的な導入の手引きまでを支援する「ロボット導入総合サポート」をスタートします。

中小製造業は、従来からの「人手不足」に加え、「最低賃金の引き上げ」、「新型コロナウイルス感染症の影響による作業方法の見直しの必要」などに直面しており、その有効な解決策としてロボット活用への期待も高まっています。
しかし、中小製造業でのロボット活用には、「多品種少量生産であるため自社には適さない」、「操作できる人材がいない」などの悩みがあり、関心はあっても導入を躊躇する企業が多いのが現状です。

中小機構近畿本部では「ロボット導入総合サポート」の実施を通じ、より多くの中小製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)のための人材育成と経営課題解決に向けた支援を強化して参ります。

【サポートの概要】
■ねらい(期待効果)
自社ではロボットは活用できないと考えている中小製造業の方々に、そもそもロボットは自動化装置ではなく、多品種少量生産向けの道具であることを学んでいただきます。
そのうえで、人手不足、3K職場環境改善、品質向上など各社で課題となっていることの解決に向け、自社に合ったロボット活用イメージの具体化により導入を手引きします。

■特徴
・中小企業に適したロボット活用の考え方、進め方を自社工程をイメージして学んでいただきます。
・中小製造業の現場とロボットを知り尽くした講師陣が自社のロボット導入の手引きまで実務的に支援します。


【具体的なプログラム】
1.〈実践研修〉
(1)11月26日(金曜) 9時30分~18時00分
ロボット導入・活用の考え方・進め方
事例に基づくロボット導入の検討

(2)12月10日(金曜)10時00分~17時30分
自社のロボット導入計画づくり

2.〈個別診断〉
セミナー参加企業のうち、自社へのロボット導入を具体的に検討したい中小企業に対し、中小機構がロボット導入アドバイザーを派遣(無料:3回派遣予定)し、ロボット導入への企画構想づくりや、導入にあたっての課題抽出を支援します。

<独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)>
中小機構は、事業の自律的発展や継続を目指す中小・小規模事業者・ベンチャー企業のイノベーションや地域経済の活性化を促進し、我が国経済の発展に貢献することを目的とする政策実施機関です。経営環境の変化に対応し持続的成長を目指す中小企業等の経営課題の解決に向け、直接的な伴走型支援、人材の育成、共済制度の運営、資金面での各種支援やビジネスチャンスの提供を行うとともに、関係する中小企業支援機関の支援力の向上に協力します。

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