第三十二回伊藤園お~いお茶新俳句大賞 コロナ禍においても過去最多約54万人の応募、205万句を突破 文部科学大臣賞をはじめ、入賞2,000作品が決定

【高校生の部】 応募総数 858,408 句
君の青を枯野に転写してくれないか
馬越 大知(うまこし たいち)さん 17歳 愛媛県今治市

(選評)
 君の青春を、僕の寂しい枯野のような心に転写してくれないかという暗黙の愛の告白。若い人にしては、かなりつつまし気なプロポーズですが、案外こういうソフトなアプローチに弱い人もいますから、恋の第一フェーズとしてはいいところなのかも知れません。「転写」という言い方に、デジタルネイティブな世代のボキャブラリーを感じて、ちょっとお洒落にも見えました。


【一般の部A(40歳未満)】 応募総数 46,591 句
リュックから飛び出す葱(ねぎ)のこころざし
皆川 大那(みながわ だいな)さん 22歳 京都府京都市

(選評)
 リュックに挿し込んである長葱が、端から頭を飛び出しています。そんな葱のありように、葱には葱の志があって世にでようとしているように感じたということでしょうか。その葱の姿に、今に見ていろ僕だってとばかり、触発されるものを感じたのかもしれません。一種の擬人化の捉え方で、作者自身の思いを述べているようでもありますね。


【一般の部B(40歳以上)】 応募総数 78,761 句
名月やきれいな音のでる薬缶(やかん)
冨田 洋美(とみた ひろみ)さん 55歳 奈良県奈良市

(選評)
 物思いにふけりながら名月を見ていたら、湯を沸かしていた薬缶が、突然笛のようなきれいな音をたてました。湯の沸いた知らせですが、なにやらささやかながら大宮人の月見の宴の風情を、一瞬感じたのかも知れません。作者のロマンティックな物思いに、思いがけないBGMを添えたような月見の夜となりました。
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