URL: https://insight.rakuten.co.jp/report/20220809
楽天インサイト株式会社(以下「楽天インサイト」)は、「値上げに関する調査」をインターネットで実施しました。
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■□ 調査結果サマリー □■
・2022年になって以前より値上がりしているモノ・サービスの認知は、「食料品」がトップで約8割
・「値上げによって自身の家計に最も影響があると思う項目」は、「食料品」がトップで4割強。次ぐ「水道光熱」より20ポイント以上高い結果に
・モノ・サービスの値上げによる1カ月の家計支出の増加額は、平均で14,673円。家族構成別の平均ではトップが「親と子と孫の3世代以上の世帯」の20,563円で、他の家族構成と比較して約6,000円~7,000円高い結果に
・食料品・飲料品の値上げに伴い購入頻度を減らす品目は、1位が「菓子類」で2割超。「インスタント食品」、「小麦粉・ミックス粉類・製菓材料類」が続く
・「容量はそのままで値段が10%程度値上げ」でも購入意向が高い品目は、「米」、「卵」、「酒類(ノンアルコール類含む)」
■□ 調査結果概要 □■
■2022年になって以前より値上がりしているモノ・サービスの認知は、「食料品」がトップで約8割
2022年になって以前より値上がりしているモノ・サービスの認知状況を聞いたところ、「食料品」と回答した人が全体の79.8%でトップとなり、次いで「ガソリン・燃油」(76.2%)、「水道光熱」(61.9%)、「日用品」(59.0%)、「外食」(50.3%)、「飲料品(酒類を除く)」(42.9%)となった。性年代別でみると、「食料品」では女性50代で90.1%、女性60代で92.1%とそれぞれ9割を超えた。また、女性60代では、13項目のうち食料品をはじめ8項目で全体より5ポイント以上もしくは10ポイント以上高い結果となった。一方で、男性20代でみると、上位4項目の認知が全体より15ポイント以上低かった。また、男性30代では、「食料品」の認知(72.8%)が全体より5ポイント以上低い一方、「家電」の認知は40.2%と全体より10ポイント以上高く、他の性年代と比較しても特に高い点が注目される。
■値上げによって自身の家計に最も影響があると思う項目は、「食料品」がトップで4割強。次ぐ「水道光熱」より20ポイント以上高い結果に
値上げによって自身の家計に最も影響があると思う項目を一つ聞いたところ、「食料品」が42.1%でトップとなり、次ぐ「水道光熱」(18.5%)と20ポイント以上の差がつく結果となった。
■モノ・サービスの値上げによる1カ月の家計支出の増加額は、平均で14,673円。家族構成別の平均ではトップが「親と子と孫の3世代以上の世帯」の20,563円で、他の家族構成と比較して約6,000円~7,000円高い結果に
モノ・サービスの値上げによる家計への影響を認識している人に対し、1カ月あたりの家計の支出がいくら増額しているかを聞いたところ、平均で14,673円の増額という結果だった。家族構成別の平均をみると、トップが「親と子と孫の3世代以上の世帯」で20,563円となり、次ぐ「夫婦/パートナー2人だけの世帯」(14,618円)、「親と子、夫婦/パートナーと親など2世代世帯」(14,582円)よりも約6,000円、「単身(1人住まい)世帯」(13,562円)よりも約7,000円高い結果となった。
■食料品・飲料品の中で値上がりを実感している品目は、「生鮮食品(野菜・果物、鮮魚、精肉)」が44.9%でトップ。「調味料・油」、「パン類」、「小麦粉・ミックス粉類・製菓材料類」が続く
日常的に購入している食料品・飲料品の中で、値上がりを実感している品目について聞いたところ、「生鮮食品(野菜・果物、鮮魚、精肉)」が最も高く44.9%となり、次いで「調味料・油」(41.0%)、「パン類」(38.7%)、「小麦粉・ミックス粉類・製菓材料類」(36.9%)となった。性年代別でみると、女性60代で全体より高い傾向がみられ、食料品・飲料品の値上がりを特に強く実感している層だといえる。また、20代では男女で共通して全体より低い傾向がみられた。
■食料品・飲料品の値上げに伴い購入頻度を減らす品目は、1位が「菓子類」で2割超。「インスタント食品」、「小麦粉・ミックス粉類・製菓材料類」が続く
食料品・飲料品の値上げに伴い、購入頻度を減らす品目を聞いたところ、「菓子類」が最も高く20.7%となり、次いで、「インスタント食品(カップラーメン、インスタントラーメンなど)」(19.4%)、「小麦粉・ミックス粉類・製菓材料類」(15.0%)となった。
■食料品・飲料品の値上げに伴い購入価格帯を下げる品目は、「生鮮食品」がトップで15.6%。「パン類」、「インスタント食品」が続く
食料品・飲料品の値上げに伴い、購入価格帯を下げる品目を聞いたところ、「生鮮食品」が最も高く15.6%となり、次いで「パン類」(14.7%)、「インスタント食品」(11.6%)となった。性年代別でみると、男性50代・60代で「パン類」(50代:21.2%、60代:21.7%)、男性40代で「インスタント食品」(17.1%)においてそれぞれ高い結果となった。一方、「当てはまるものはない」が全体で約半数で、特に女性40代・50代では、約6割となった。
■購入頻度を下げるよりも価格帯を下げる傾向がある品目は「生鮮食品」がトップで、「米」、「卵」が続く。毎日の食生活の中で消費されやすい品目が上位に
品目ごとに、食料品・飲料品の値上げに伴い「購入頻度を減らす品目」と「購入価格帯を下げる品目」としての回答率をそれぞれ比較したところ、購入価格帯を下げるよりも購入頻度を減らす傾向がある品目は、トップが「菓子類」で、次いで「インスタント食品」、「小麦粉・ミックス粉類・製菓材料類」となり、購入頻度を減らす品目のトップ3と同様となった。一方、購入頻度を下げるよりも購入価格帯を下げる傾向がある品目は、「生鮮食品」がトップで「米」、「卵」が続き、毎日の食生活の中で消費されやすいと考えられる品目が上位となった。
■「容量はそのままで値段が10%程度値上げ」でも購入意向が高い品目は、「米」、「卵」、「酒類(ノンアルコール類含む)」
普段から購入している食品・飲料品について、品目ごとに「容量はそのままで値段が10%程度値上げ」もしくは「容量は10%程減で値段はそのまま」のどちらを購入したいかを聞いたところ、22項目中15項目で「容量はそのままで値段が10%程度値上げ」の方が高く、特に、「米」、「卵」、「酒類(ノンアルコール類含む)」で高い結果となった。一方、「菓子類」、「デザート類」、「そうざい類」、「アイス類」といった項目では、「容量は10%程度減で値段はそのまま」の方が高い結果となった。
■食料品・飲料品の値上がりによる家計への影響を乗り切るための工夫は、「クーポンを使ったり、割引がある時に買い物をしたりする」がトップで5割超
食料品・飲料品の値上がりによる家計への影響を乗り切るために工夫していることについて聞いたところ、「クーポンを使ったり、割引がある時に買い物をしたりする」が最も高く53.0%で、「安い時に多めに購入して保存しておく」(49.5%)が続いた。
■食料品・飲料品の値上がりによる家計への影響を乗り切るための情報収集先では、1位が「実店舗のチラシ」で3割超。「実店舗の店頭」、「TV番組」が続く
食料品・飲料品の値上げに伴う、家計への影響を乗り切るための情報収集先を聞いたところ、「実店舗のチラシ」が最も高く33.7%で、「実店舗の店頭(商品そのもの、POP、店員の説明)」(26.0%)、「TV番組」(24.0%)が続いた。性年代別でみると、「実店舗のチラシ」は、男性50代(39.2%)・60代(50.0%)と女性60代(54.5%)で全体より高い結果となった。女性60代では、「実店舗の店頭」(35.2%)、「TV番組」(29.5%)についても全体より5ポイント以上高く、「YouTube」は、男性20代(42.3%)・30代(39.4%)で全体より10ポイント以上、男性40代(26.4%)で全体より5ポイント以上高かった。「レシピ動画、サイト」では、50代を除いた女性(20代:36.7%、30代:35.2%、40代:24.5%、60代:26.1%)で全体よりも5~10ポイント以上高くなっており、性別・年代によって情報収集先が異なる傾向がみられた。
より詳細な調査結果は以下よりご覧いただけます。
URL: https://insight.rakuten.co.jp/report/20220809
【調査概要】
調査エリア : 全国
調査対象者 : 20歳~69歳 男女
回収サンプルサイズ: 1,000サンプルサイズ
調査期間 : 2022年7月12日(火)から7月13日(水)
調査実施機関 : 楽天インサイト株式会社
(注)本レポートでは小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計値は必ずしも100%とならない場合があります。
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以 上
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