本取り組みでは、アビームコンサルティングが提供する「Digital ESGサービス※」を活用し、520種類の指標を用いた相関分析により、ANAホールディングスが取り組む人財施策やグループ従業員の活躍が経済的価値だけでなく、企業価値の創出に繋がっていることを明らかにしました。
※Digital ESGサービス:デジタルテクノロジーを活用して、企業内に散在するESG情報を収集・蓄積・分析するサービス
https://www.abeam.com/jp/ja/expertise/SL259
ANAホールディングスは、「ワクワクで満たされる世界を」という経営ビジョンのもと、約4万人のグループ従業員一人ひとりが自身の強みを活かし、いきいきと働くことを通じて、持続的な企業価値を創出することを目指しています。なかでも、「人財」をANAグループの最重要資本と位置づけ、人的資本が企業における価値創造の源泉かつ原動力であるという考えのもと、「人財への投資を起点とした価値創造サイクル」の好循環を実現すべく、さまざまな取り組みを推進しています。
今回、人的資本を基軸とした持続的な価値創造に対する投資家の理解促進や従業員エンゲージメントのさらなる向上を図るため、「価値関連性分析」を活用した企業価値の可視化・定量化を実施し、客観的なデータに基づく情報開示を行いました。
「価値関連性分析」とは、非財務・財務の各指標の相関関係を統計的に分析し、企業価値向上に至る一連の価値連鎖を可視化・検証する手法です。アビームコンサルティングでは2019年より、本手法を用いた支援を行っており、ステークホルダーへの企業価値の適正な理解促進や経営判断の高度化に貢献しています。
今回の支援では、アビームコンサルティングのDigital ESGサービスを活用して、ANAホールディングスが実施する「働きやすい職場づくり」や「変化に強い組織づくり」などの人財施策が、実際の経済的価値の向上にどう繋がっているのか、「1.価値連鎖の道筋となるストーリー(関連性)全体像の可視化」と、「2.企業価値(PBR)向上への相関関係分析」を行いました。
その結果、ANAグループが重視する従業員エンゲージメントの向上やグループ行動指針「ANA’s Way」の体現が、価値連鎖の重要なハブとして機能していることが明らかとなりました。さらに、チームワークの醸成や現場従業員の専門スキルの向上といった強みが、基本品質・生産性・顧客満足度を押し上げ、最終的に売上・利益・株価などの経済的価値に連関していることが定量的に実証されました。
アビームコンサルティングは本取り組みにおいて、非財務情報を活用したESG経営の推進における豊富なナレッジと、価値関連性分析に関する専門的知見やデータアナリティクスを活用し、データ収集・相関関係分析・ステークホルダーへの情報発信などを包括的に支援しました。
今後もアビームコンサルティングは、ESG領域における企業や組織の価値向上の支援を通じて、新たな価値創造と持続可能な社会の実現を推進するパートナーとして貢献していきます。
なお、本取り組みはANAグループが2025年3月18日に発行した「Human Capital Story Book」において、人的資本の最大化による価値創造の検証取り組みとして報告されています。
■ANAグループ Human Capital Story Book
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