アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、マネージングパートナー:原田 裕介、以下「ADL」)は、新規事業創出において自社の強みである新事業の事業基盤を明確にする場合に有効なフレームワークであるIPF(R)(イノベーションプラットフォーム)およびTPF(R)(技術プラットフォーム)について、登録商標を取得したことを発表いたします。
ADLは、長年にわたり、企業のイノベーション創出、技術・市場戦略、組織マネジメントの支援を行っており、クライアントの目的に応じて独自の手法を開発し、様々な企業の戦略づくりに貢献してきました。
IPF、TPFが活用される新事業創出においては、企業があらかじめ保有している事業創造基盤(企業風土、人財、能力、技術)を深く見つめ直すことと、将来視点から自社が創造すべ世界観・役割・提供価値を再定義した「自社が将来創造したい世界観」を設定することの二つが重要となります。
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このうち、自社の事業創造基盤を明確に意味解釈するためにADLが開発した仕組みが、IPF(イノベーションプラットフォーム)です。また、IPFの構成要素のうち、技術に焦点を当てたものがTPF (技術プラットフォーム)です。現在、これらは新規事業計画、中長期研究開発戦略、パーパス経営の策定などに広く使われています。
ADLでは、登録商標を取得したIPF並びにTPFを用いて、企業の本質的な強みを起点とした戦略策定支援、事業改善と持続的成長、国際競争力向上の実現に向けた支援を一層強化してまいります。
■ 「技術はあるが、事業化が苦手」の改善を図るIPF(イノベーションプラットフォーム)とTPF(技術プラットフォーム)
新事業創造において、現在の製品や技術を抱える事業部単位で個別の事業機会に基づく散発的な新事業検討では、小粒な事業の積み上げとなり成長の柱としての拡がりに欠けてしまうケースが見られます。一方で、企業全体としての価値創出の「コア」となるプラットフォームから事業展開していくストーリーを描ければ、複数の事業機会を束ねる成長の源泉を創出できます。
このとき、重要になるのが、「自分自身は何者なのか」という「自社の事業創造基盤(企業風土や人財、能力、技術)」の把握です。このうえで、将来視点から自社が創造すべ世界観・役割・提供価値を再定義した「自社が将来創造したい世界観」を設定し、一貫性を持った戦略的ストーリーを描くことで持続的な事業開発が可能となります。
IPFでは、事業創造基盤を価値層、資源層、能力層という3層で体系化しており、それらが製品やコンポーネント、サービスやビジネスモデルといった「具現層」としてのアウトプットを生む継続的な基盤となります。
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最上位にある「能力層」は、強みを創出する資源層を活かして新たな価値を生み出す力を示しています。現場マネジメント力、グローバル展開力、新知識創造能力、外部コンピタンス活用力、即断即決力、要素技術・製品統合開発力、商品コンセプト開発力、ローコスト生産力といった能力です。
資源層、能力層のうち、技術に特化した項目を、TPF(技術プラットフォーム)と名付けています。製造業では、能力層および資源層にまたがる技術要素を統合したTPFを分析することで、資源としての保有技術と、顧客価値を実現する能力を結びつけ、優れた製品・サービスを生み出すことができるため、TPFが重要となります。
■ 20年以上の実績で培ったフレームワークで企業の競争力強化を支援
「IPF(イノベーションプラットフォーム)」と「TPF(技術プラットフォーム)」は、ADLにより2000年代初頭に開発されました。それ以降企業が保有する現場力や職人技術などの「暗黙知」を戦略的資源として体系的に可視化し、継続的改善文化を価値層に位置づけることに活用され、企業の持続的イノベーション創出メカニズムの構築のツールとして使われてきました。
ADLでは、本フレームワークを活用し企業の根幹となる「理念」と「事業戦略」の乖離の解消を図り、価値層から具現層に至る一貫性を保持したパーパス経営の実現に向け、企業が直面する構造的課題の根本的解決に向けた取り組みを図ってまいります。
<<「IPF(イノベーションプラットフォーム)」に関する登録商標情報>>
登録商標:IPF
登録者: アーサー・ディ・リトル・ジャパン
商標番号:登録6855238
<<「TPF(技術プラットフォーム)」に関する登録商標情報>>
登録商標:TPF
登録者: アーサー・ディ・リトル・ジャパン
商標番号:登録6855239
<<「アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社」について>>
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社は、1886年にマサチューセッツ工科大学のアーサー・デホン・リトル博士によって設立され、ベルギー・ブリュッセルの本社に加えたヨーロッパ24都市、アメリカ大陸7都市、中東・インド8都市、アジア・オセアニア12都市にオフィスを構える世界最古の戦略コンサルティングファーム、アーサー・ディ・リトルの日本法人です。アーサー・ディ・リトルでは、600万人以上のイノベーター、起業家、技術者、学者とのネットワーク、知識、知見を活かし、自動車、金融、ヘルスケア・ライフサイエンス、エネルギー、化学、テレコム、IT、製造業、建設業、消費・流通業、運輸・旅行業、公共サービスに対して創造性と実効性を伴うオープンコンサルティングを提供しています。
会社名:アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社
マネージングパートナー:原田 裕介
本社所在地:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター36階
URL:https://www.adlittle.com/jp-ja企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000091738.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp