The fin.インタビュー|Yuto Uchinoが作る、世界中の人たちとシェアすることができる音楽

The fin.インタビュー|Yuto Uchinoが作る、世界中の人たちとシェアすることができる音楽

──イギリスに行ってから増えた情報量とは具体的には?まず1つ思うのは、これはアメリカにも言えると思うんですけど、そもそも今のポップ・ミュージックって、アメリカとイギリスがやっぱ中心というか。だからその土地にはちゃんとルーツがあるんですよね。普通の人にも自然に染み付いてる。だからライブハウスやパブで演奏してるアマチュアの人とか見ても、ちゃんとルーツがあるんですよね。ものすごい自由だけど、基礎が割としっかりしていて、ちゃんとした土台を持ってるみたいなところがあるんですよ。あとは音楽の教育が日本よりレベル高いのかな? と思ったりしました。──情報というか生活にルーツがある場所ということですね。あと1つ思うのは、音楽だけじゃなくてアートカルチャーの根付き方も全然違いましたね。なんでアートカルチャーが大事にされてるかというと、自分を表現するというところを大事にしている人達だからだと思うんですね。それを表現したいっていうところからアートとかカルチャーが生まれて、音楽はそこからの手法というか。そういう資質がもともとあるから、何かを主張している人に対してリスペクトがあるというか、ちゃんと耳を傾けようとするカルチャーがある。そこはアジアの国とは基本的に違うと思いましたね。──堆積してる文化や歴史が分厚いですからね。歴史的に見ても、国民が民主主義を始めたのも欧米の国じゃないですか。そういった発想もあるんじゃないかなと思いました。自分たちが住んでいる世界にちゃんとコミットしていくみたいな。それがアートとも結びつきが強いし、人が考えて発信していくシステムにもつながるのかなっていうのは思いましたね。──前作の時以上に、海外での生活やそこで得た経験値が反映してるということでしょうね。実際の楽曲もいろんな方向性があるなと思いました。“Crystalline”はちょっとソフトロックぽい印象もあって新鮮でした。どんなイメージから作っていったんですか?“Crystalline“は、たしか茨城県で書きました。当時、すごい家に住んでいたんです(笑)。──それはいつ?去年の冬ぐらいですね。アメリカから運んできたでかい家があったんですけど、制作をするためにそこを借りていました。機材とか全部入れて。家の周りが全部畑で、夜になると真っ暗になって、めちゃくちゃ遠くの信号機が見えるみたいな場所だったんです。1番近いスーパーまで自転車で30分かかるぐらい周りに何もなくて。それにインスピレーションをめちゃくちゃ受けました。サンセットの頃に自転車乗ってスーパー行って、帰りは夜になって、誰もいないので、普通にスピーカーで音楽流したりしながら走ってました(笑)。それが自分の中で自由やったというか、自分と地球みたいなでっかいパワーがズン! ときてる感覚でした。──それはなかなか得難い感覚ですね。“Crystalline”って細かいビートは入ってるんですけど、基本的なテンポは遅くて大きくて、そうすると自分の心のテンションがやっぱ少し内省的になっていくんですよ、そういうところにいると。だんだん自分の人生とか、内面を掘っていく感じになっていきました。だから、歌詞も内省的なんですけど、ほんとに人がいなくてノイズがなかったので、自分の頭の中にあるものだけになってくる。そうなってくると自分を掘り下げていくことになって、そういう意味で“Crystalline”はほんとにピュアにできた曲だなと思いますね。


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