ハースF1チームを率いる小松礼雄代表が、話題を集めているトヨタ自動車との提携について、そしてその目的についてコメントしたとのことだ。
『grandprix247』が伝えたところによれば、ポッドキャスト番組『Inside the ICE House』に出演した小松代表は、このパートナーシップが単なる商業契約ではなく、「人材育成と文化形成」を軸にした長期的プロジェクトだと説明したという。
この関係構築のきっかけとなったのは2024年に行われた豊田章男会長との会談だったそう。当時は契約内容よりも、「何に情熱を持っているのか」「なぜ仕事をするのか」といった価値観について語り合ったという。「コラボレーションの規模が大きくなればなるほど、重要になるのは信頼関係なのです」と小松代表は振り返ったそう。
「彼(豊田会長)とは1時間ちょっと話をしましたが、お互いにとって何が大切か、何にワクワクするか、何が原動力になって朝起きるのか、といったことだけを話しました。彼は非常にインスピレーションを与えてくれる方で、誠実で情熱的な人だと感じました。
会談が終わった時、トヨタの方の一人が近寄ってきて『小松さん、豊田会長と契約の話を全くしなかったことに気づいていますか?』と言ったんです。私は『ああ、その通りですね』と答えました。正直なところ、コラボレーションが大きくなればなるほど、そうした人間関係がより重要になると考えているんです。
章男さんはスタッフたちに『お前たちの仕事は、ハースF1チームを速くすることだ』と言ってくれました。しかし私にとっては、このパートナーシップは完全に50対50であるべきですし、私たちは共に行き着くところ『人間』を大切にしているんです。
私たちは本当に人を育てたいと思っています。ドライバー、エンジニア、メカニックだけでなく、マーケティングや広報、財務といった部門でも同じです。
このコラボレーションを通じて、独立したテストチームを作ることができました。これによって、トヨタ側の若手ドライバーにチャンスを与えつつ、トヨタのエンジニアと私たちのエンジニアを融合させることが可能になったのです。将来的に、限界はないと思っています。組織のあらゆる部分に触れ、このテストチームを正しい環境と文化の中で人を育てるために活用したい。
彼らがF1プロジェクトに残るか、トヨタ自動車に戻るかは問題ではありません。最終的に、どんな環境でも通用する人材を育て上げることが重要なんです。もし彼らがトヨタの市販車部門に戻ったとしても、将来的に会社をさらに発展させ、トヨタの競争力を高めるためのキーパーソンになると確信しています。
私たちは純粋にレースをするために存在しています。オーナーのジーン・ハースはビジネスとして収益を上げなければなりませんが、私たちは飲み物を売ったり、市販車を売るためにここにいるのではありません。
トヨタとのタイトルパートナーシップであっても、目的はトヨタ車をより多く売ることではないんです。あくまで人を育て、文化を創ること。
現在、両者は旧型のF1マシンを用いた専用テストチームを立ち上げ、若手ドライバーやエンジニア、メカニックの育成を進めているとのこと。トヨタ側とハース側のスタッフを混成させ、実戦的な環境で経験を積ませているようだ。
現在のF1では、大規模チームが1200人ほどのスタッフを抱える一方、ハースは約400人体制。それでも共通の価値観を持つパートナーと協力することで、競争力向上を目指しているという。
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近年のトヨタは、ル・マン24時間レースやFIA 世界耐久選手権で圧倒的な成功を収めてきた。そんな中で進むハースとの関係強化は、F1復帰への布石なのか。それとも、さらに大きなプロジェクトへつながっていくのだろうか。
筆者:石井彰(編集部)

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