スタッド・ランスで見事にブレイクを果たしている日本代表MF中村敬斗。
先週末のオセール戦でリーグアン5試合連続ゴールを決め、5大リーグにおける日本人の新記録を樹立した。
ただ周りを見渡せば、中村以外にもすばらしい結果を残している選手たちがいる。今回は、中村と同じくフランス・リーグアンで絶好調なライバルたちを見ていきたい。
イ・ガンイン
所属:パリ・サンジェルマン/韓国代表
年齢:23
韓国出身ながら10歳でバレンシアのユースへ加入し、以来長らくスペインでキャリアを重ねてきたイ・ガンイン。
2022年にはマジョルカへフリーで加入し、久保建英とプレー。2年目は主力としてブレイクし二桁ゴールに関与すると、昨季PSGへと引き抜かれた。
ネイマールらを擁するスター軍団の中ではプレータイムが限られたが、迎えた今季はその中でもリーグアンで4ゴールをマークしている。
新たに「9番」として起用されるなどプレーの幅も広げており、今後はさらに出場時間を伸ばせるか注目だ。
ルイス・エンヒキ
所属:マルセイユ/ブラジル
年齢:22歳
マルセイユでプレーする若手ブラジル人、ルイス・エンヒキ。2020年にボタフォゴから加入した選手である。
当初は10代ながら早々にトップチームで起用されるなど存在感を放ったが、主力となるまでには至らなかった。
2022年からはローンで古巣ボタフォゴへ加入し、再度母国でプレー。今年の冬に再びマルセイユへ復帰した。
迎えた今季はここまでリーグ戦で4ゴール3アシストをマーク。主力のアタッカーとして活躍しており、加入4年目にしてついにその能力を発揮し始めている。
メイソン・グリーンウッド
所属:マルセイユ/元イングランド代表
年齢:23歳
メイソン・グリーンウッドは、イングランドの“堕ちた神童”といえる存在だろう。
マンチェスター・ユナイテッド生え抜きの若手スターだったが、2022年のDV問題によりそのキャリアが閉ざされてしまったことは記憶に新しい。
昨季はスペインのヘタフェにローン移籍し、復帰を果たした。1年以上のブランクを経ていたがリーガでは8ゴール6アシストをマーク。迎えた今夏にはマルセイユへ完全移籍で加入した。
リーグアンではここまで6ゴール2アシストと圧巻の活躍を見せており、異国の地で再び自身の価値を証明している。
ジョナサン・デイヴィッド
所属:リール/カナダ代表
年齢:24歳
カナダ代表のアタッカー、ジョナサン・デイヴィッド。18歳でヘントへ加入した選手であり、後にベルギーリーグでは得点王のタイトルを獲得した。
2020年からはリールでプレー。以降リーグアンでは毎シーズン2桁ゴールをマークしており、特に3年目には24ゴールを挙げた。
今季もここまで5ゴールと変わらずエースとしてチームを牽引。その安定したパフォーマンスから以前よりステップアップの噂が絶えない。
現行の契約は今季まで。いよいよリールを離れることになりそうだ。
ブラッドリー・バルコラ
所属:パリ・サンジェルマン/フランス代表
年齢:22歳
昨季からPSGでプレーするフランス代表、バルコラ。
名門リヨンの下部組織出身のウィンガーであり、デビュー2年目にはリーグアンで二桁ゴールに絡むなどそのポテンシャルの片鱗を見せた。
パリでの新シーズンとなった昨季は、リーグで4ゴール7アシストと2番手ながら好成績をマーク。ただキリアン・エムバペが去った今季はここまでリーグ戦7ゴール1アシストと一段ギアを上げている。
リーグアンでは現在得点ランキングトップを走っており、PSGの新たなエースと呼ぶに相応しい活躍ぶりを見せている。