
デジタル放送をHDDに保存する際、CCI(コピー制御情報)によりコピー回数が制限されます。無料放送はダビング10、有料放送はコピーワンスでメディアに焼くとムーブとなって消えてしまいます。そこで、テレビマニアが有効活用しているのがHDMIの入出力端子を備えた「HDMI裏レコーダー」です。
HDMI裏レコーダーは広く応用できる
「HDMI裏レコーダー」は、BDレコーダーとテレビの間にHDMIケーブルで挟み込むように接続。そして、そのHDMI裏レコーダーに外付けHDDなどをUSBでつなぐと、HDDに録り溜めた番組をバックアップできるのです。
BDレコーダー側の操作はあくまで再生しているだけ。HDMI裏レコーダーでその映像信号をHDMI経由で取り込み、動画ファイルとして保存する仕組みです。それゆえ、当然コピー回数は消費されません。
この手法はHDMIで接続する機器に広く応用可能です。例えば近年、幅を利かせている中華製Android TV Boxの各種映像などにも対応。Liveテレビ系アプリで、東京から大阪の番組を視聴しながら録画する…なんてこともできてしまいます。
さて、そのHDMI裏レコーダーの老舗ブランドの一つが「CAT PRO HD」シリーズ。基本的にはPC不要でリモコンで操作する「家電型」のHDMI裏レコーダーとして知られます。
HDMI裏レコーダーの裏コマンド操作
HDMIケーブルから伝わる映像信号は、不正コピー防止のため著作権保護の「HDCP」により暗号化されます。HDMI接続した機器での録画番組などのキャプチャは本来不可能なのです。しかし、CAT PRO HDシリーズでは裏コマンドによって業務用モードに入ることで、このHDCPを回避できるようになります。