【ライヴレポ】シド、ライヴハウスツアー“ファン投票LIVE”東京公演で「life」など超レア曲披露&伝説の“ダーリン”コール炸裂!!

【ライヴレポ】シド、ライヴハウスツアー“ファン投票LIVE”東京公演で「life」など超レア曲披露&伝説の“ダーリン”コール炸裂!!
【ライヴレポ】シド、ライヴハウスツアー“ファン投票LIVE”東京公演で「life」など超レア曲披露&伝説の“ダーリン”コール炸裂!!

「“ファン投票LIVE”なので、みんなが投票してくれたあの曲が入っていたらいいね。今日はみんながセットリストを決めたようなもの。マニアックなセットリストなので、頑張っていこうね(微笑)」

オープニングからマニアックな選曲に悲鳴を上げる観客に向け、マオが呼びかけた言葉が、ファンの期待感をさらに高ぶらせていく——。結成15周年のアニバーサリーイヤーを迎えたシドが、15周年企画として“暴れ曲限定”“昭和歌謡曲限定”“インディーズ曲限定”など公演ごとにコンセプトを決めて開催した全国ライヴハウスツアー『SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 2018』。そのファイナルとなった東京・Zepp Tokyo公演の1日目、“ファン投票LIVE(東京編)”は、メジャーな人気曲は数曲のみ。レア曲尽くしという選曲越しに、ファンのディープなシド愛が伝わってくる内容になっていた。

ガンズなど懐かしいハードロックがガンガン流れる場内。定刻になると客電が落ち、SEに合わせてゆうや、明希、Shinjiに続いてマオが登場。スタンドに固定したアコギでShinjiがイントロを弾いたとたんにフロアから歓声が一瞬上がり、今ではレア曲の「証言」で幕を開けた。サビで明希のコーラスがマオのボーカルにぴったり寄り添い、絡まって歌詞の世界観を深めていったところで、続けて懐かしの「汚れた指」へ。マニアックだが、曲の流れは絶妙!

初期ナンバーならではの独特な歌詞のねっとりとした世界観とは裏腹に、楽器隊は非常に精緻に絡み合って小気味いいビートを作り、要所要所でゆうやがシンバルやタムで小細工を入れたかと思えば、次に「運命の人」が始まると、今度はエレピに負けないくらいバンドアンサンブルがオシャレで華やかなフレーズを次々と差し込んでいく。選曲だけではなく、懐かしいナンバーを、今のメンバーのスキルをフルに使って音像化していくサウンドもドキドキ尽くしだ。

メンバーが挨拶を届ける場面では、フロアを見渡しながら明希は「マニアックな選曲なのに、みんなの熱狂ぶりを見ていると、あの投票ランキングは嘘じゃないんだと思いました」と語り、ゆうやは椅子から立ち上がり「楽しそうな顔だね。かわいいし」と不意のキュン台詞で観客をときめかせた後「俺のこと好き?(観客「好きー!」)良かった!」ととびきりの笑顔を浮かべ、会場にいる全員をキュンキュンさせた。Shinjiは、2007年に初めてZeppに立ったことを振り返り「今とは景色が違う。今日はみんながニコニコしていて自然とテンションが上がります」と笑顔を浮かべた。マオは「ファンのみんなが投票するのと同じように、俺たちにも好きな曲があって」と切り出し、「次の曲は、俺がファンだったら聴きたいナンバーです」と言って歌い出したのは「ミルク」だった。ソロで培った歌い回しで、さらに大人な味わい深い歌を届けた「ミルク」、<日陰でもいいから それでもいい>と歌うエンディングで、Shinjiのアルペジオにビブラートを入れたフェイクをレイヤーさせ、切なさを倍増させていった「日傘」、超絶トリッキーなファルセットで曲の世界観を声色でも表現していった「夢心地」。しっとり聴かせていったこのブロックは、マオが15年経った今のテクニカルな歌でどこまでも観客を魅了。歌い終えたあと、マオ自身「(この3曲は)すごく好きで、歌的にはハードだからこそ、あえてそこに挑んだ」と告白。続けて、「シドは暴れる感じのライヴも楽しいけど、こうやって心が動くライヴもこれからやっていくので応援よろしくね」と穏やかな口調で伝えた。

そして後半戦へ。4人がスキャットのようなコーラスを聴かせる「ノイロヲゼパアティー」、明希がShinjiの横に並んでユニゾンを弾くその間にマオが割って入り、歌詞のように肩に手を回して歌った「怪盗ネオン」。超マニアックなレア曲2曲を続け、フロアをどよめかせた後「もっといけるよな!」とマオが煽り立て、「僕、ディナー」へ。人差し指を立てて<僕は 僕が 1番大事です>と歌うマオのパフォーマンスで、オーディエンスに火をつけた。「循環」でさらに勢いを加速させるはずが、この日はなんとマオがメンバーコールを入れるのを忘れてしまい、再度メンバーコールからやり直すひと幕も(笑)。マオが自身のコールを「15周年、もう大人だけど久々に僕の性癖を爆発させて(笑)、伝説の“ダーリン”でお願いします。イメージとしては、何か買って欲しい甘えん坊の感じで“(首を横に傾けながら)ダーリン”ね」とかわいくおねだりし、再び客席のテンションが高まる。ファン投票で大人気を博した「できそこない」は、変拍子でテンポが変わり、音が途切れたところでファンがメンバーの名前を激しく連呼。その熱狂を「眩暈」で一気に爆走させ、本編最後は会場丸ごと飲み込むような一体感ある盛り上がりで会場を激しく揺らした。

アンコールは、メンバーが出てきて何も言わずに、名曲「御手紙」の演奏をし始めるところからスタート。そのアクトで、客席に大きな衝撃と感動を与えた4人が、ほのぼのトークをゆるーく繰り広げるツアーグッズ紹介のコーナーがあったかと思えば、「15年間で、まだ3回しか演奏していない曲があって」というマオの驚きの曲紹介から、Shinjiがスライドギターを弾く超激レア曲「life」をアクトするなど、彼らは最後までファンをドキドキさせていった。

こうして“ファン投票LIVE”の最終公演を締め括ったシド。ファン投票LIVEは、蓋を開けてみれば各地ともメジャー曲よりもライヴでなかなか披露されない曲たちが人気を集め、結果どのコンセプトよりもマニアックな曲が多いライヴとなった。終演後にマオが「今日の思い出を持って帰ったら自分の中で大きくして、いつまでも俺たちのことを憶えていてください」と伝えると、拍手喝采がドッと湧き起こり会場は温かい多幸感に包まれていった。ファンにとってこの日のライヴは、シドから最高のプレゼントを贈られたような、そんなメモリアルな特別な一夜になったに違いない。

写真/今元秀明 文/東條祥恵

<セットリスト>
1.証言
2.汚れた指
3.運命の人
4.ASH
5.Re:Dreamer
6.ミルク
7.日傘
8.夢心地
9.ノイロヲゼパアティー
10.怪盗ネオン
11.僕、ディナー
12.循環
13.できこそない
14.眩暈
-アンコール-
EN1.御手紙
EN2.life
EN3.エール
EN4.Dear Tokyo

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