【ライヴレポ】シド、混沌と刺激に満ちた“暴れ曲限定LIVE”東京公演開催!「Zepp史上、一番暴れ倒して帰れよ!」

【ライヴレポ】シド、混沌と刺激に満ちた“暴れ曲限定LIVE”東京公演開催!「Zepp史上、一番暴れ倒して帰れよ!」
【ライヴレポ】シド、混沌と刺激に満ちた“暴れ曲限定LIVE”東京公演開催!「Zepp史上、一番暴れ倒して帰れよ!」

シドが、全国ライヴハウスツアー『SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 2018』を開催。各公演ごとにテーマを設けたツアーだったわけだが、ここでは6月16日にZepp Tokyoにて行われた“暴れ曲限定LIVE”の模様をお伝えする。

座席のある2階席後方には、立見のオーディエンスもたくさん。どれだけ暴れ倒して暴れ倒させてくれるのか期待感たっぷりな中、マオの気合の咆哮から1曲目の「dummy」へ。ゆうやがどっしりビートで支える中、Shinjiがステージ前に進んで細かいギターフレーズで巧みに魅せる一方、「もっともっと!」としょっぱなからアオる明希。お立ち台を降りたマオがフロアの中央最前線へと手を伸ばせば大歓声が上がり、オーディエンスの拳を振り上げながらのコールは実に勇ましい。

そのまま勢いよくなだれ込んだ「隣人」では、ドキっとする体の位置にペットボトルを持っていったマオがフロアに向かって水をまいたり。Shinjiと明希が、ゆうやのいるドラム台へと向いてバンド感を高める姿が見られたり。ゆうやの見せ場からShinjiのギターソロへと鮮やかに繋いだり。すっかり焚きつけられて体を大きく折りたたみ続けるオーディエンスが、ブレイクで思いきりメンバーの名前を呼ぶ場面も。

ソリッドなバンドサウンドから一転、華やかな同期音をまとわせた「ENAMEL」では、マオが「揺らせ!」と扇動。艶っぽい歌声を響かせて、ぐいぐいと引き込んでいく。

「今日は“暴れ曲限定LIVE”。みんな、怪我するなよ。キツそうなやつがいたら助けろよ。あとは何をやってもいいから、一緒にブッ壊れようぜ!どうせ俺がいなきゃダメなんだろ?」と、ドSなマオが導いたのは「XYZ」。Shinjiのギターリフにしろギターソロにしろ、印象的な彩りも素敵だ。

「Re:Dreamer」では、マオがフロアにマイクを向けるとオーディエンスが大合唱して、アウトロ前にはShinjiと明希が息を合わせてジャンプ。「MUSIC」では、ゆうやの繰り出す心地良いビートに明希のバッチバチなベーススラップが絡み、ステージセンターで向き合って演奏するShinjiと明希の姿にしても昂らせてくれる。

MCでまずマイクを手にしたのは明希。「さっきからみんなが楽しそうで、フロアに飛び込みたい気分です。追加公演はあるけど、今日は一応ツアーファイナル。暴れ納め、次にいつこんなことやるかわからないわけで……何が言いたいかっていうと、悔い残すなよってことです!」。そんな明希から「まだまだ暴れ足りないうちのギター」と紹介されたShinjiは、ジャケットを脱ぎ白いシャツ姿。「シースルーのシャツを着た覚えはないんだけどね!(汗で透けてしまっている様子)すげぇパワーもらっちゃったから、倍返ししていいかな!」とフロアを沸かせて、ゆうやへとバトンタッチ。

「みなさん、このツアー最後の“暴れ曲限定LIVE”ですよ?2018年で一番暴れた1日にしてやってくださいよ、いいね!?じゃあ、うちの大将を紹介します!」

すると、マオが「ここからは俺たちがねっとり絡まっていくから。もっと気持ちいい関係になりたいから」と言って、浮遊感と重厚感をはらむ「capsule」へ。情景が浮かぶようなそれぞれの表現力、マオの気迫に満ちたロングトーンは圧巻だ。楽器陣が強弱や濃淡を操り、マオがまるで憑依されたかのように歌う「必要悪」と続けば、ディープな世界へとまっしぐら。“暴れ曲限定LIVE”といっても、ただただ熱狂の渦に巻き込むだけでなく、そうした複雑な色模様でも魅了してくれるのが、真摯に音楽と表現に向き合い続けてきたシドというバンドだ。

一転、パンキッシュな新曲「VOICE」では、クラップとモッシュがフロアで自然発生。ゆうやの派手なタムまわしに高速ギターフレーズが絡むイントロからして、なんというエモさ!

「お前らが得意な曲!」とマオが前置きした「Dear Tokyo」では、フロアのとんでもない一体感を目の当たりにして、ゆうやが立ち上がって笑顔を見せたり、マオが「今日すげぇな!」と感嘆したり、オーディエンスの大合唱を浴びて「みんな大好きだ!」と叫んだり。

それでもなお、「こんなんじゃ終われねぇぞ!Zepp史上、一番暴れ倒して帰れよ!」とけしかけるマオ。「one way」では、Shinjiがゆうやに近づいてアイコンタクトしながら演奏し、明希はマオの隣へ。モッシュで波打つフロアを見たマオは、「すげぇな!」と驚き笑顔。「俺の言葉、胸に刻んで帰れよ!」と言った上で歌った、<いつか 振り返ったとき 恥じぬよう 泣かぬよう 目の前の闇は 糧と言い聞かせ 笑え>というフレーズが、いつにも増して胸を熱くさせる。

かと思うと、「プロポーズ」ではマオが「今日から日本の法律を変更、一夫多妻制とします!」と宣言。歌詞の通りの盲目的で歪んだ愛をそのまんまフロアにぶつけ、本編ラストは「眩暈」。15年、シドの暴れ曲たちの底力を、とことん思い知らされた。

その上、「ここからはもっと激しくいこうか!SEXみたいなライヴしようか、SEXしようか!」とマオがあけすけに誘ったアンコールでは、「赤紙シャッフォー」「敬礼ボウイ」と、濃厚すぎる2曲を連打。フロアもヘドバンまみれで、すさまじい熱量だ。

止まない声に応えてのダブルアンコールでは、「もっといやらしいお前たちを見せてくれよ!」とマオが挑発。「park」「吉開学17歳(無職)」とたたみかければ、混沌が加速するに決まっている。刺激に満ちたシドの“暴れ曲限定LIVE”、それはあまりにも中毒性が高い。

なお、メンバーがステージを去った後には、嬉しい発表が。7月25日にライヴDVD / Blu-ray『SID TOUR 2017 「NOMAD」』を、8月22日にはこの日披露された「VOICE」も収録されるミニアルバム『いちばん好きな場所』をリリースし、9月より全国ツアー『SID 15th Anniversary LIVE HOUSE TOUR 「いちばん好きな場所2018」』が開催される。メンバーもファンもいちばん好きな場所でまた会える日を思うと、どうしたって胸が高鳴ってしまう。

写真/今元秀明 文/杉江優花

<セットリスト>
1.dummy
2.隣人
3.ENAMEL
4.XYZ
5.Re:Dreamer
6.MUSIC
7.cupsule
8.必要悪
9.バタフライエフェクト
10.VOICE
11.Dear Tokyo
12.one way
13.プロポーズ
14.眩暈
-アンコール-
EN1.赤紙シャッフォー
EN2.敬礼ボウイ
W-EN1.park
W-EN2.吉開学17歳(無職)

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