LAGOON初のワンマンショーで思わず感涙!夢と夢を繋いだ記念すべき夜

LAGOON初のワンマンショーで思わず感涙!夢と夢を繋いだ記念すべき夜
LAGOON初のワンマンショーで思わず感涙!夢と夢を繋いだ記念すべき夜

「やっぱり泣いちゃった。泣かないって思っていたんだけど……すっごくきれいでしたよ。みんなからも見えていたかな」

アンコールのラストを飾った最新シングル曲「Rhapsody In White」を歌い終えたMIORIは、まだ少し瞳を潤ませながらも達成感と安堵に満ちた最高の笑顔を浮かべた。傍らに寄り添うメンバーの表情からもとめどなく喜びが溢れる。そうして全員ステージの前に並び、手を取り合って大きくバンザイ。ギュッと握られた手と手と手と手、そのひとつひとつが5人の夢と夢を繋ぐかけがえのない結び目のようにも思えた。ここから先、彼女たちの手はきっともっと大勢の人たちに繋がって大きな輪を作り、夢の結び目もどんどん増えていくのだろう。そんな未来が確かに見えた記念すべき夜。

女優・瀧本美織ことボーカルのMIORIを中心に、メンバーそれぞれが職業を持ちながら“音楽をしたい”という夢を叶えるべく結成された“二足のわらじ”をはくガールズバンド・LAGOON。互いに面識のない者同士からのスタートした道のりの途中ではメンバーの脱退というショックな出来事もあったが、それでも決して立ち止まらず、この10月に現役高校生ギタリストのAMIが加入、新生LAGOONとして改めて結束、さらなる加速を誓った。自ら起こした追い風に乗って迎えたデビュー1周年、そして満を持しての、この初ワンマンライヴだ。以前、お届けした当サイトのインタビューにてMIORIが「ひとつのショーとして、観て楽しんでもらえるステージにしたいと思っています。あと幅広いジャンルの曲をやるので“演じる”というか。1曲1曲違う女の子になって歌うようにしようかなと」と意気込みを語ってくれたが、まさしく有言実行。“LAGOON Presents 1st ONEMAN SHOW”のタイトル通り、“ショー”と呼ぶにふさわしい見応えたっぷりのステージだった。

開演時刻を少し回った17時32分、突如けたたましいオープニングSEが鳴り響くと、待っていました!とばかりに場内が一斉に色めき立つ。間髪入れずyuriのドラムがカウントを刻み、ステージを覆う幕がスーッと左右に開いた。ステージには雛壇のようにメンバー各自の持ち場が設えられており、上手側の下段にはギターのAMI、上段にはキーボードのYUKINOが、下手側下段にはベースのNANA.、上段にはyuriが、それぞれにレーシーな黒の衣装に身を包んで音をほとばしらせる。そのルックスにおよそ似つかわしくないラウドなディストーションサウンドが今日という日に懸ける彼女たちの心意気をそのまま反映しているかのようだ。

オーディエンスを圧倒した音の壁が、スッと端正な旋律に切り替わる。記念すべき夜の記念すべき1曲目にしてデビュー曲「君を待つ世界」だ。黒いミニのチュールドレスに同じくチュールの大きなリボン、10センチはありそうなピンヒールという大人びた出で立ちで登場するや、けれど驚くほどに疾走感溢れるパフォーマンスで熱狂を牽引するMIORI。続く「Are You Ready?」ではいっそうアグレッシブに<まだ見ぬ場所へ 一緒に行こう><あの高みへと 一緒に行こう>と誘う。彼女が歌いながら魅せる仕草、例えば指をピストルの形にして<君をShot Shot Shot You Down>とオーディエンスのハートを射抜いた「プラチナのシークレット」など、その一挙手一投足にはまるで歌そのものが憑依したかのごとく、曲の世界が細やかに宿り、映し出される。演技をもうひとつの生業としているからだろうか、彼女の豊かな表現力にのっけから目をみはらずにいられない。

しかし、さらに度肝を抜かれたのは中盤戦の前半、「Upside-down,Inside-out」(未発表曲)からのパートだ。MIORIが一旦ステージを去ったあと、矢庭にビッグバンド風のアンサンブルを奏で始める楽器隊。キャバレーをイメージしたというステージセットが俄然、艶っぽさを帯びる。お色直しをしたMIORIが再び現われると会場全体がどよめいた。シャイニーなパステルカラーのワンピースは色合いこそキュートながら、実にタイトでセクシー。堂に入った華麗な身のこなしはキャバレーのNo.1ダンサーをまんま彷彿させる。ロカビリーテイストをはらんだスリリングなナンバー「Perfect Rain」(未発表曲)ではシルクハット&黒のジャケットをプラスして、キャバレー感をいっそう増幅。これまでの、どちらかといえば清楚で健康的なイメージを自ら進んで覆しにかかる挑発的な演出に、バンドの今の充実と自信、さらなる成長への意欲をひしと感じる。

中盤戦後半は打って変わってしっとりモード。バラード調にアレンジされたライヴバージョンの「Dear friend」が耳に新鮮だ。MIORIの衣装もモスグリーンのロングドレスに替わり、それがまた彼女の佇まいにしっくりとハマる。その後、3度目のお色直しを経て迎えた終盤戦はLAGOONの本領発揮ともいうべき、アッパーチューンが目白押し。MIORIも髪をポニーテールにまとめ、鮮やかなビタミンカラーの衣装で元気いっぱいにステージを右へ左へ、オーディエンスを盛り上げる。本編ラスト「CHANCE!!」(未発表曲)では、「じゃあ、みんな! LAGOONの名前をいっぱい呼んでください!」とのMIORIの呼びかけに応えてオーディエンスも「エル、エー、ジー、オー、オー、エヌ、LAGOON!」と声を揃えた。

「今日のために会いにきてくれて本当に本当にありがとうございます。みんながいなかったら今日っていう日は成り立ちません。来てくれたみんなに拍手!すごいよ、みんな!」

5人揃ってダメージドデニムにTシャツというラフな姿で登場したアンコールのステージ。いつも彼女たちを見守ってくれ、また、今日という日を共に作り上げてくれたスタッフへの感謝を告げたあと、MIORIはそう言葉を続け、さらには「みんながいてくれたから、今日、私は歌うことができました」と今日まで苦楽を共に歩んできたメンバーにも「ありがとう」を手渡す。心のこもったMIORIの言葉に4人も「どういたしまして」「泣いちゃう」と感無量。「あっという間すぎてもう一回やりたいくらいの気持ちなんだけど」と名残を惜しみながらラストに演奏された「Rhapsody In White」、会場いっぱいにペンライトの光が揺れる。その光景を見つめるMIORIの頬を伝う涙が美しかった。 


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