たばこ1本で停職1年の厳罰受けた地下鉄運転士が大阪市を提訴へ

 大阪市営地下鉄の回送電車内で喫煙し、停職1年の懲戒処分を受けた男性運転士(41)が、大阪市に対して、処分が重すぎるとして、その取り消しを求める訴訟を近く大阪地裁に起こすことが分かった。

 大阪市交通局によると、運転士は6月20日午後8時頃、千日前線・阿波座駅と中央線・阿波座駅の間で回送電車を運転中、信号待ちの約4分間に、乗務員室内でたばこ1本を吸った。同局は7月17日、運転士に停職1年の厳しい処分を下した。

 喫煙による停職1年の処分は極めて重い。市営地下鉄では2月10日に全駅構内禁煙が通達されたが、それ以降も、喫煙によるトラブルが相次いだ。そのため、この運転士は「再発防止に取り組む中で、交通局の信用を失墜させた」として、厳罰となったのだ。橋下徹市長からも、これまでより重い処分にするよう指示があったという。

 ただ、他の事例と比較した場合、公平性を欠くのは明らか。4月3日、四つ橋線・本町駅で、男性助役が駅長室内にある給湯室で喫煙したため、火災報知機が作動、電車4本の運行に支障が出るトラブルが発生した。この助役は5月16日、停職3カ月の処分を受けたが、この運転士は1年。同じたばこ1本で、大きく処分内容が異なっているのだ。

 訴訟関係者によると、運転士は「なぜ1年なのか分からない。処分が重く生活が成り立たない」と話しているという。確かに2人の処分の重さの差には、釈然としない人も多いだろう。

 市交通局は「訴訟については何も聞いていないのでコメントできない」としている。

 果たして、たばこ1本で停職1年の処分に妥当性があるかどうか、裁判のなりゆきに注目が集まる。
(蔵元英二)

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