無資格で健康診断のニセ医師を逮捕 医療現場経験は事務3カ月

 東京都板橋区の高島平中央総合病院で、医師に成り済まして健康診断を担当し、報酬をだまし取ったとして、警視庁長野県警の合同捜査本部は9月24日、詐欺、医師法違反(医師の名称使用制限)、偽造公文書行使の疑いで、無職・黒木雅容疑者(43=東京都世田谷区中町)を逮捕した。

 逮捕容疑は09年6月、都内の人材紹介会社に対し、実在する山梨県内の眼科医の名前と「山梨医科大医学部医学科卒業」とウソの申告をして医師登録。同社の斡旋で、10~11年、偽造の医師免許証のコピーを同病院に提出し、健康診断を行い、その報酬として現金計262万円をだまし取った疑い。黒木容疑者は同病院で2363人の健康診断を受け持った。

 警視庁生活環境課によると、黒木容疑者は容疑を認め、「子どもの教育費や交際費、生活費がほしかった。独学で看護師の知識は得たが、診療は自信がなく、健診ならできると思った」などと供述。インターネットで同姓の医師を見つけ名前を使っていたという。

 黒木容疑者は同病院の他、長野、神奈川など十数カ所で健診をしていたとみられ、長野県の病院は県警に被害を相談。警視庁と長野県警は実態解明を急ぐ。

 自称医師を名乗りながらも、医療現場としては横浜市内の病院で事務の経験が3カ月あっただけで、独学で看護師の知識を得たという。

 世田谷区のアパートで、妻と小学生の娘と暮らしていたが、問題発覚後は行方をくらまし、横浜市の短期賃貸マンションに移っていた。24日朝、警視庁の呼び出しに応じ、東京・鎌田の路上に出頭し逮捕された。

 この問題を受けて、厚生労働省は全国の都道府県に、医師免許の原本などで医師本人の確認を徹底するよう通知する。
(蔵元英二)

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2012年9月25日の社会記事

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