映画「007/慰めの報酬」のDVD新録版の日本語吹き替え現場取材イベントが9日、都内で開催され、声優で主人公・ジェームズ・ボンド役の藤真秀、ボンドガール役の武田華、ボンドの適役の江原正士が、声の収録風景を報道陣に公開した。
昨年、製作50周年を迎えた大人気シリーズ「007」。
「慰めの報酬」のシリーズ前作となる「カジノ・ロワイヤル」に続きボンドの声を担当する藤は、「歴代のすごい作品があるものですから、なんとか最後まで頑張ってやり終えようと思っています」とあいさつ。「カジノ・ロワイヤル」でも声優を担当し、今回がボンド・ガール初抜擢となる武田は、ボンドガールが決まってすぐに父親に連絡を入れたエピソードを語った。「慰めの報酬」のボンドガールは、「色気を内在していますが、健康的な、野性味あふれる強さを持っている女性」であり、「等身大でやり、「内面には女性らしさを持っていようと意識してやっています」と紹介。
「007」シリーズの大ファンで、「トゥモロー・ネバー・ダイ」でボンドの声を担当した江原は、「カジノ・ロワイヤル」からよりハードボイルドのイメージになり、ボンドが「まったく違うキャラクター」になっていると紹介し、「慰めの報酬」は「『カジノ・ロワイヤル』とペアの作品なので、ぜひ、盛り上げていきたい」と意気込みを語った。(中村道彦)