動画サイトの画像を改変したり音を変えたりして「著作権OK」って、ほんとに大丈夫?

 身近な世相から事件、芸能、スポーツ、格闘技にいたるできごとで「これって法律的に大丈夫なの?」「こんなトラブルどうにかなんないの!」という疑問ってありますよね。それをリアルライブが支店数日本最多の弁護士事務所「弁護士法人アディーレ法律事務所」の敏腕弁護士たちに質問して解決策を探していこうという企画。今回は、動画サイトの著作権の話。

<Q>
 ユーチューブ(動画共有サイト)にアップされている動画、ときどき左右反転させたり、音声を加工したりしてアップされて、「これで著作権OK」なんて言っているけど、本当に大丈夫なの?

 いわゆる「MADムービー」なんかもこの部類にはいるんですかね? 著作権法に詳しい島田さくら弁護士に聞いてみました。

<A>
 動画等の著作物をそのままアップロードする行為は、著作権法上の複製権(簡単に言えば、コピーする権利)を侵害するものであり違法です。動画の左右を反転させたとしても、そのままアップロードする行為と大差ないので、これも複製権を侵害するものとして違法です。

◆他人の著作物を勝手に加工するのは行為自体が違法です!

 では、音声や画像を加工したりして、もはや「そのまま」アップロードされたといえないような場合には、著作権を侵害しないのでしょうか? 答えは、NOです。他人の著作物を勝手に加工する行為は、翻案権及び同一性保持権(どちらも作品を改変する権利。翻案権は財産的側面を保護する権利、同一性保持権は人格的側面を保護する権利)を侵害するものです。

 複製権・翻案権侵害の場合には、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金、同一性保持権侵害の場合には、5年以下の懲役または500万円以下の罰金に処せられます。また、著作者から損害賠償請求をされる可能性もあります。

◆最高10年の懲役または最高1000万円の罰金刑

 左右反転等の小細工をした上でのアップロードは、削除対象動画の検索でヒットしにくくするためでしょうが、著作権法上違法であることに変わりありません。匿名の無責任な書き込みに踊らされて、ハイ、逮捕。なんてことにならないよう、危ないことはしないことですね。

【弁護士プロフィール】
島田さくら(しまだ・さくら)弁護士
大阪大学大学院高等司法研究科卒業。司法修習第65期。東京弁護士会所属。元カレからのDVや、妊娠が発覚した翌日にカレから別れを告げられるなど、過去のオトコ運の無さからくる、波乱万丈な人生経験をもとに、悩める女性の強い味方として男女トラブル、債務整理、労働問題などの身近な法律問題を得意分野として扱う。また2級知的財産管理技能士の資格も有する。家庭では1歳の男の子の子育てに奮闘している、シングルマザー弁護士。
所属事務所:弁護士法人アディーレ法律事務所 http://www.adire-rikon.jp/

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