混戦の代償?セ上位3チーム「Vイベント」ナシ…

 これも、2・5ゲーム差以内に3チームが食い込む『混セ』の影響だろう。23日、落合中日が真弓阪神に敗れ、マジックナンバーの点灯に失敗した。この時点で、中日の残り試合数は「3」。計算上だと、中日はこの1敗で『自力優勝』の可能性が消滅してしまった(23日時点)。首位チームに自力優勝の可能性がなくなるなんて、これこそ数字のマジックだが、そんな混戦の優勝争いが各チームの営業面にも“影響”を与えていた。

 「マスコミへの対応は予定しておりますので、詳しいことはまた後日…」
 中日職員はマスコミ各社にそう返答している。何の返答かと言うと、「残り3試合」を全勝し、その間の2位・阪神と3位・巨人の勝敗次第では、再び中日にマジックが点灯する。中日がマジック点灯に成功した場合、最短優勝日は、28日。阪神と巨人が直接対決の行方次第で優勝が決まるというわけだ。
 中日は試合のない28日に優勝が決まった場合、どうするのか? 各メディアにそのことを問われていた。フロントの発表によれば、監督以下選手はナゴヤドームに待機させるが、「営業(イベント)は一切行わない」と言う。つまり、中日は無人の球場で形式だけの胴上げをすることになる。クライマックスシリーズが導入された以上、ペナントレースの優勝チームが確実に日本シリーズへ進出できる保証はない。球団は28日に優勝が決まった場合、「マスコミ対応はする」としているが、06年以来のペナント制覇が“無人球場”とは、あまりにも寂しすぎる。
 「中日球団の発表では、優勝を左右する阪神対巨人戦をナゴヤドームで放送するイベントも検討されたようですが、放映権の問題もあって見送ることになりました」(メディア陣の1人)

 また、阪神は9月30日までの4試合を甲子園で行うが、10月1日以降の6試合はビジターゲームとなる。残り試合数がもっとも多い阪神が「やや有利」だが、首位・中日の勝率を見る限り、9月に優勝を決めることはできないだろう。従って、10月に阪神戦を行うマツダスタジアム(広島)、神宮(ヤクルト)、横浜の3球団が潤う図式になってしまった。
 「横浜は『3年連続最下位』が決まるのは時間の問題。そうなると、横浜は来季に向け、若手投手をテストしてきます。阪神、巨人はともに横浜戦を3試合ずつ残しているので、中日は面白くないでしょうね」(プロ野球解説者の1人)
 かつては巨人も、優勝決定の瞬間を“身内の日本テレビ”が放送を見送る異例の事態にあった。
 「昨季の今頃は優勝チームが決まっていました。可能性のあるチームも祝勝イベントはやりたいはず。でも、準備ができないんです。準備をして優勝を逃したら、その赤字を被ることになります」(関係者)

 130試合強を消化して優勝チームが決まらない混戦ぶりは、球場観客数を増やすかもしれない。プロ野球放送の人気低迷を嘆くのは簡単だが、ペナントレースの優勝を軽視する傾向に歯止めを掛けなければ、経営難は打開できないだろう。

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