大阪府警南署は5月20日、無許可で女性従業員に接待行為をさせたとして、風営法違反(無許可営業)などの疑いで、大阪市中央区宗右衛門町のガールズバー「Diablo」の従業員の男(45=同市東成区中道)を逮捕した。経営者とみられる20代の男は不在であったため、同署では行方を追っている。



 逮捕容疑は、同日午後10時半頃、風俗営業の許可がないのに、同店内で従業員の少女(17)に男性客(20)を接待させたとしている。

 同署によると、女性従業員は路上で、「一緒に飲もう」と“逆ナン”したり、インターネットの出会い系サイトに「暇だから飲める人募集しています」などと書き込んで男性客をゲット。従業員であることを隠して、引っかかった男性を勤務先の店に連れて行き、客とともに飲食し、自分の分の代金も支払わせていた。女性従業員は客の男性としばらく酒を飲んだ後に姿を消したケースもあった。最高で12万円請求された男性もおり、同店はぼったくりガールズバーだった。

 従業員の男は「少女は従業員ではない」と容疑を否認しているという。


 同署には、今年4月以降、同様の被害相談が相次ぎ、同店など系列3店を、ぼったくり防止条例違反(不当な取り立て)の疑いなどで捜索した。3店とも、18歳未満の少女ばかりが働いていた。

 飲食店などの客引きは、風営法や府迷惑防止条例で制限を受けている。県警ではこの逆ナンが、客引きの取締りから逃れるための新たな手口とみて調べている。

 少女に誘われれば、つい付いて行きたくなるのが、悲しいかな男の性。それをうまく利用した悪質な手口といえる。

(蔵元英二)