「不況下の結婚観」結婚で「死にたい」が「楽しい」に変わった男の告白

「不況下の結婚観」結婚で「死にたい」が「楽しい」に変わった男の告白
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 私たちが教え込まれた「幸せな結婚」は間違っているのではないか。

 結婚生活1年目の男性が、赤裸々にその「結婚観」をネットで告白している。

 伝えているのは、ブログ記事、はてな匿名ダイアリー「結婚して1年がたった」(http://anond.hatelabo.jp/20100929103301)。匿名での告白のため、信ぴょう性は高くないかもしれないが参考にしてみてはいかがだろうか。
 告白者は結婚して1年目の男性。どうやら20代後半のようだ。彼が結婚を決意した理由は、ロマンチックなものとはほど遠いようで、次のように述べている。

 「まず結婚を決意した最大の動機は『見栄』と『無知』だった」

 「このまだだらだら付き合いを続けて、30歳前後になった彼女から『いい加減そろそろ結婚してほしい』とか言い寄られるのはさすがにかっこ悪いなーという感情と、どうせ結婚するのなら彼女と彼女の両親からの評価があがるうちに済ませたほうがいいだろうという打算? と見栄? で決意してプロポーズ」

 相手の家族と上手に付き合っていく事を見越して、プロポーズのタイミングを見計らったようだ。勢いや感情に支配されて口にしたものではない。悪く言えば打算的、よく言えば、堅実と言えるだろう。

 そんなプロポーズだったが、予想外な影響があったという。

 「俺の周りの人間からの評価が急上昇した点。元々おれは今風にいうモロ草食系男子だったので、そんな俺がプロポーズしたと聞いて後輩連中は『○○さんのことを見直した』『男らしい』、上司からも『これで○○も一人前だ』とか言われまくれ、なんか釈然としなかったがほめられるのは悪くない気分だった。つくづく周りからの評価ってのはいい加減なもんだと実感した」

 告白者独特のシニカルな言い回しだ。自身の信条と周囲の評価の差に戸惑っているように思える。それだけ「結婚」は多くの人にとって一大イベントであり、人間性を評価する重要な材料になっているのだろう。「周りからの評価ってのはいい加減」と冷ややかに周囲の反応をうかがっているところに告白者の冷静さが見て取れる。

 告白者は、そのシニカルさで、「結婚」のつまらなさに言及している。

 「『どうでもいい』ということについて金と手間を費やさないとならないのが予想以上に苦痛だった」

 「特に彼女・彼女の親族サイドでは『一生に一度だから』という禁断のマジックワードで披露宴オプションをどんどん吊り上げていく」

 「周りの女友達から『私の彼氏にも説得してほしい』って何度か頼まれるようになってこれも苦痛だった」

 「こんな面倒くさいシステムを友人に無神経に推奨する気にはとてもなれんかった」

 告白者が「つまらない」と思う理由は、女性の結婚への期待や願望から生じていると言えよう。特に女友達の下りは、以下に女性がプロポーズされたいと思っているかを表している。「さっさと自分からプロポーズればいいのに」と女性の身勝手さにため息をつく人も少なくないのではないか。筆者もその一人だ。

 女性なら誰もが自分の一生を真剣に見つめ、結婚したいと願っているだろう。だが、だらだらとプロポーズを待ち続け、自発的に行動しない理由がわからない。幸いこのケースでは告白者からプロポーズをしたが、万人が彼のような行動を取るわけではない。「プロポーズをしてくれない」と愚痴をこぼしている間にチャンスは逃げていく。それでいいならいつまでもプロポーズを待っていればいいのだ。今、愚痴を言って無為に時間が流れるのをよしとするか、行動に出て自分の意思を表明するのか。「結婚したいな〜」と思わせぶりに彼氏の前で言うのではなく、「結婚して下さい」と伝えることこそが、10年後に孤独であるリスクを減らすと思うのだがいかがだろうか。

 アラサーアラフォーの女性をを敵に回すかもし入れないが、あえて言うならば、その年齢になって、「いい人がいたんだけどね〜でもプロポーズがなくて」などと年相応の風格で語られても、筆者から言わせれば、行動力がなかったにすぎない。もしそのような女性が身近にいるならば、反面教師として生かすべきだろう。どんなにその女性のその風格が素敵にみえても、貴方が結婚したいと心から願う限り、まやかしに過ぎない。目の前のアラサーアラフォーの女性はただの臆病者の敗残兵である。負け戦の後、落ち武者になって生き延びているにすぎない。

 さて、ここまで読む限りでは「結婚」にはメリットがないばかりか、デメリットばかりのように思える。しかし、彼には、結婚後に結婚の良さが分かったようで、

 「その理由は『生きる理由が見つかった』からだ」

 と述べている。その生きる理由とは次の通り。

 「結婚する前、俺は人知れず『死にたい」』ていうのが口癖だった。大学同期の連中がみんな自分たちのしたい仕事をして生き生きしている最中、全然やりがいの感じない仕事を続けることのつらさ。嫉妬、無力感。何年も『転職したい』と思いながら結局実行に移せない自分のなさけなさ。ブラック企業じゃないだけ贅沢な悩みとはわかっていながら、ほんと仕事するのがつらくて死にたい死にたいって心の中やネットでつぶやきまくっていた」

 告白者にとっては、「結婚」は仕事のつまらなさを、解消してくれるものだったようだ。その幸せな結婚生活を次のように語っている。

 「家に帰って嫁さんのうまい飯を食ったり、くだらないTVやネット動画を見ながら二人でツッコミして爆笑したり、前にいったレストランのアイスクリームがいかにうまかったかを二人で10分以上語り合ったり、そんなくだらない日々が本当に楽しい」

 連日のように不況下の社会状況が伝えられている。とりわけ30代が生きづらい時代のようで、NHKが連日特集を組みその状況を伝え社会状況にすらなっている。そんな労働者のそのセーフティーネットとして「結婚」があると捉えるなら、「結婚」には大きなメリットがあるのではないか。男女がそれを自覚して結婚に対して前向きになる必要もあるかもしれない。ただ、それは、私たちが子どものころから与えられ続けてきた「幸せな結婚」という形とは違うのだが。(めがねおう@編集長)

【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/

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