38年ぶり出現の「横綱大関」、前回の経緯は波乱万丈? 千代の富士、北の湖ら往年の大横綱も巻き添えに

38年ぶり出現の「横綱大関」、前回の経緯は波乱万丈? 千代の富士、北の湖ら往年の大横綱も巻き添えに
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 平幕徳勝龍が20年ぶりの幕尻優勝を果たす一方で、大関豪栄道が関脇に陥落した大相撲初場所。豪栄道はその後27日に現役引退を決断することになるが、関脇への陥落決定直後から各メディアでちらほらと取り上げられ始めた言葉がある。それが「横綱大関」だ。

 「横綱大関」とは大関が1人、または不在の場合、横綱が大関の地位を兼任するという形で番付に記載される地位のこと。江戸時代に始まったとされる大相撲において、当時の最高位が大関だったことや、小結、関脇、大関の三役は番付上、欠くことができないという慣例が由来とされているが、あくまでも番付上の穴を埋めるための措置であり待遇などは変化しない。

 番付上に「横綱大関」が出現するのは、西横綱の北の湖が対象となった1982年初場所以来。つまり、前回のケースが終了したのは同場所ということだが、実はそこに至るまでの道のりは紆余曲折だった。

 前回のケースが始まるきっかけとなったのは1981年春場所。同場所の大関は東に千代の富士、西に増位山という顔ぶれだったが、5日目に増位山が現役引退を表明。その後、昇進目安をクリアする成績を収めた関脇もいなかったため、翌夏場所では大関が千代の富士1名だけに。そのため、西横綱の二代目若乃花を「横綱大関」として番付上の穴を埋め合わせた。

 ただ、迎えた夏場所、そして次の名古屋場所を経ても、関脇から大関への昇進力士は輩出されず。それどころか、名古屋場所を制した千代の富士が横綱に昇進したため、大関が0人という状況になってしまった。それゆえ、同年秋場所では昇進したばかりの千代の富士だけでなく、東横綱の北の湖も「横綱大関」として番付に名前が掲載されている。
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