死者は1,110人を越え、感染者は44,000人超。言うまでもなく、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの現状である。
そんな中、12日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では、ほぼ2時間ぶちぬきでこのニュースを報じた。

 「この日は、感染症に詳しい白鴎大学教授の岡田晴恵氏が登場。政府のチャーター機で中国・武漢市から帰国し、埼玉の自宅に戻った40代男性の対応の遅れを指摘。2月8日に39.5度の高熱が出たにも関わらず、なぜすぐに保健所に連絡しなかったのかということを疑問視していました」(芸能ライター)
 
 そんな中、同ウイルスの集団感染が起き、横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」で新たに40人の陽性反応が出たことが速報として飛び込んできた。そのうち、1人は検疫官だということも分かったが、これについて岡田氏は「ですから、すごく苛烈な労働をされてるんです。厚労省を擁護するわけじゃないですが、本当に現場は大変なんです」と、どこから見聞きした情報か分からないが、政府の努力を代弁。


 また、同クルーズ船の感染者については、1都8県の感染症指定医療機関で受け入れているが、「感染者数が病床数を上回った場合はどう対応するのか」という羽鳥慎一の質問に対し、「ですから、新聞報道でもやっていますけど」と、またもや“ですから”と切り出し、「理論的には厚労省は空気感染はないと言っているわけですから、陰圧の病床ではないといけないわけではない」「一般病棟の隔離でもいい」と回答した。

 だが、そんな岡田氏に、SNSでは「一般病棟の個室でも良いって、なんと無茶なこと。岡田さん、医療現場を知らないね? 個室でも、対応するナースは一般患者と分けないといけないよね・・普通の病院がそんなに簡単に受け入れられないよ」と批判が。
 
 他にも、「岡田晴恵氏を出すな 発言がいい加減すぎる・・・」「岡田先生、テレビに出るのは暫く止めて、お勉強をなさったほうがよろしいかと思います。新たな知見が何もないです」「岡田というおばちゃん!医療に関して口を出すけど、何か聞かれると[私医療従事者じゃないので]と言う始末」など声が挙がっていた。実際、彼女は医師ではなく感染症や免疫学が専門の医学博士。
現場の医師の生の声もぜひ聞いてみたいところだが……。